ゴールを通過点にすることで成長につなげる~ウィルチェアーラグビー日本代表・池透暢選手の思考に学ぶ
100メートルダッシュをやれと言われたら、何メートル走るだろうか? そんなの100メートルに決まっている、と言われそう。しかし大概の人は95メートルほどダッシュして最後は流すものだ。
7月28日付の高知新聞に、ウィルチェアーラグビー日本代表の池透暢選手の講演要旨が載っていた。ゴールを通過点にする、という思考法が書かれていた。なるほどな、それが成長の秘訣なんだと納得した。
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黒柴スポーツ新聞編集局長はゴールきっちりで走るのをやめるタイプ。ゴールしたらやれやれと思ったり充実感すら手に入れている。
しかし池選手は「通過点」だという。通過点だからスピードは衰えない。それどころか加速する可能性すら持っている。そりゃ成長するはずだ。
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もう一つ。池選手のモットーは「嫌なことから逃げない」だという。これもなかなか実践できない。誰だってやらなくていいことは進んでやらない。必要性があるからやるものだ。しかし池選手は「逃げなかったから」成長があったという。
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この考えは本当に見習わねば。成長できないと嘆く人は実は、トライする前に自ら成長の芽を摘んでいるのだ。
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筆者が池選手の言葉を信じられるのは、池選手が実践者だからだ。金メダルの目標こそかなえられなかったが、リオデジャネイロパラリンピックに出場して、日本の初めての銅メダル獲得に貢献。強豪のカナダやアメリカとの熱戦は見ごたえがあった。
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池選手たち日本代表は世界レベルの国々に全く気後れしていなかった。勝つ気でいた。日本は今までにメダルを取ったことがない。ただそれだけで筆者は、金メダルという目標を高すぎると決めつけていた。恥ずかしい。
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伸びない人は勝手に限界を設定するものだ。
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ちなみに致命的に傷つくおそれがあるならそこは全速力で逃げたらいい。そうでなければやはりチャレンジしたいものだ。失敗しても命までは取られないのだから。
年齢を重ねると失敗が怖くなる。カッコ悪いから。確かにあんまり失敗が続くと周りの目も厳しくなる。しかし最悪なのは周りの目を気にしすぎてチャレンジしなくなることだ。
ゴールを通過点にすることが成長につながる。池選手の思考を心にメモしておこう。この日は偶然池選手の良質の話題に出合えた。新聞はかつてほど「主食」ではないだろうが、ビタミン剤、あるいはサプリ的な価値はまだまだある。
黒柴スポーツ新聞も読者の皆さんにそんなちょっとしたお得感や自分をメンテナンスするきっかけを提供したいと考えているので、これからも応援よろしくお願いいたします。