黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

中居正広の連敗巨人応援カツサンドからの巨人軍再建論

SMAPに好感抱いてなかったけど、中居正広は別。野球が好きだからこそ舞い込む仕事を熱烈にこなす。ジャニーズの肩書きに寄っ掛かっていないところがいい。

そして。中居正広は歴史的連敗のジャイアンツを慮り激励のメッセージとカツサンド数十人分を送ったという。スポーツ報知記事で見た。

キツイ状況でも応援するのが本当のファン。だから、筆者は巨人ファンながらあの暗黒時代も今も変わらず阪神に声援を送る虎党は本当に偉いなあと思っている。そういう意味では巨人ファンは久々にしんどかっただろう。
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あまりに負けたらファンが減ってしまう、と巨人OBの柴田勲が懸念していたが違和感を持った。ただ負けたからといってファンをやめるのはうわべだけのファン。愛がない。

そこはやはりあきらめずに必死のパッチで声援を送るとか、カツサンドを送るのが本当のファンだ。声援とカツサンドの後押しがあってついに巨人は13連敗でトンネルを脱した。

ずるずる負け続けたら高橋由伸監督の責任問題に発展しないかとヒヤヒヤしていた。長嶋茂雄ファンが42年前にやきもきしたように、ヨシノブファンもまたヒヤヒヤしていた。

とかく日本人は責任を取らせるのが好きだから今の風潮だと高橋由伸監督の連敗謝罪会見なんてものがセッティングされかねない。イギリスのメイ首相も過半数割れだから日本だったら即辞任だ。

野球界の伝統的パターンでは成績不振→休養→監督代行→新監督だ。休養というのがいかにも日本的。アメリカならトランプ氏の決めぜりふばりに「クビだ!」だろうに。巨人は15連敗していたら高橋由伸監督休養もあり得たかな、と想像していたところだ。だから連敗が止まった意味はすごく大きい。

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一つ懸念があるのは高橋由伸がクールすぎることだ。阪神金本知憲監督は苦労人の岡崎が活躍したら抱き合って喜んでいた。ボスには品格が求められるが起死回生の活躍にはド派手なリアクションをしてもらいたい。そういう鼓舞の仕方があっていい。本当の信頼関係があれば、部下は上司を喜ばせたくなるものだ。
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長嶋茂雄は燃える男だから球団史上初の最下位から優勝というリベンジができた。高橋由伸は秘めたる闘志はあれどそれをどうエネルギーに変えるのか。みんながみんな燃える男の時代はとうに過ぎた。それでもあえて地獄の伊東キャンプ的な荒療治をするのか、やらずにビジネス的にまた補強を繰り返すのか。高橋由伸監督が選ぶ再建策は興味深い。
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個人的にはクールな高橋由伸監督が猛特訓を課せばこれまたクールな坂本勇人ら主力が一気に熱血軍団になるのでは、と期待している。歴史的連敗がただの黒星の羅列で終わるのか、つぎはぎ的な補強を繰り返すぜい肉体質と決別する分岐点になるかは、高橋由伸の双肩にかかっている。
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