黒柴スポーツ新聞

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日本ハムは55年ぶり東映フライヤーズユニフォーム復刻で反転攻勢なるか~1962年水原茂監督時代に初の日本一、6月24日にプレゼント

仰天ニュースが飛び込んできた。今度は日本ハムが復刻ユニフォームを配るという。1961年から1967年に使われた、東映フライヤーズのものだ。

 

 

筆記体のホークスユニフォームが大好きな黒柴スポーツ新聞編集局長ではあるが、実はこの水原茂(円裕)監督時代のフライヤーズのユニフォームも大好きなのだ。

 

何と言っても「F」マークがいい。鳥になっていておしゃれだ。これはホーム用のユニフォーム。2008年3月発行のベースボールマガジン3月号「いつも、心に、ユニフォーム」によれば「FLYERS」の文字やラインの中心線、帽子やアンダーシャツ、アンダーソックスはこげ茶色だ。もろもろを縁取っているのはオレンジ色だ。

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このユニフォーム、水原茂監督が自ら考えたという。素晴らしいセンス。水原茂と言えばいかにユニフォームがかっこよく見えるかに気を配り、鹿革の下着を使ったとも言われている。そしてオレンジ色の配色がちょっと巨人を思わせたりもする。

 

水原茂監督と言えば監督通算1586勝、リーグ優勝9回、日本シリーズ優勝5回の名将だ。指揮を執ったのは1950~1960年が巨人、1961~1967年が東映、1969~1971年が中日。つまり今回日本ハムが復刻するユニフォームは水原茂監督時代すべてのものなのだ。

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実は栗山英樹監督は水原茂監督への思い入れがあり、このユニフォームの復刻を何年も前から願っていたという。緻密な、細やかな采配は水原茂監督を意識してのものだったのか。

 

日本ハムとしてもこのユニフォームは縁起がいい。水原茂監督2年目の1962年はフライヤーズ球団創設以来初の日本一に輝いた。日本シリーズでは阪神相手に4勝2はいだった。復刻ユニフォームのお披露目となった会見では1962年の優勝ペナントが持ち込まれた。

 

ちなみに1962年のMVPは張本勲

新人の尾崎行雄はチーム最多の20勝だった。 

 気になる、このユニフォームがプレゼントされる試合は6月24日に札幌ドームで行われる日本ハム楽天。来場者全員に、だから太っ腹だ。ホームゲームだけに今からでもチケットが取れるのだろうか???(ファイターズファンは特にご健闘を祈ります)

 

7月3日に東京ドームで行われる西武戦でもプレゼントされるが、こちらはオフィシャルファンクラブ会員限定4000着。そう、特別なものは特別な日か、特別な待遇の人にしか手に入らない。だからこそプレミアム感が生まれる。

 

なおフライヤーズのユニフォーム、個人的にはゴツゴツしたパ・リーグのよき伝統を受け継ぐ中田翔が似合いそうに思う。日本ハムファン的には誰が似合うと思うだろうか。

 翔! 頂点目指して

 

翔! 頂点目指して

 

 

日本ハムは2017年、大谷翔平中田翔の故障でスタートにつまづいた。日本一に輝いた1962年の4月成績は21勝3敗だったからあまりに対照的だ。果たして55年ぶり復刻ユニフォーム効果で反転攻勢に出られるか。日本ハムファンならずとも気になるところだ。

 

さて、きょう5月3日は世の中的には憲法記念日だが黒柴スポーツ新聞的には「東映が5者連続ホームラン」(1971年)を記録した日だ。黒柴スポーツ新聞編集局長が購読している新聞にもそれが載っていた。このことについては以前書いたものがあるので興味がある方は併せてお楽しみください。

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