黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

高校野球

高校野球にある「1勝の格差」~4勝で甲子園の明徳義塾、7勝で行けない大冠

2018年は夏の甲子園が100回の記念大会。例年の49代表からどれくらい記念枠が設定されるのか把握できていないが、埼玉県からは2校行けるという朝日新聞デジタルの記事を見つけた。 それは優勝、準優勝校という選出ではなく、南埼玉大会と北埼玉大会に分かれ…

終わったのは清宮幸太郎の夏じゃない~敗者だらけの甲子園地方大会

早稲田実業が西東京大会決勝で敗れ、2017年の第99回全国高校野球選手権行きを逃した。メディアは軒並み「清宮の夏終わる」と報じた。がっつり!甲子園2017 (にちぶんMOOK)出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2017/06/26メディア: 雑誌この商品を含むブログを…

野球は9人でやるものではない~2017年センバツ優勝の大阪桐蔭に学ぶ

たった1度の雨で運命が変わることがある。2017年のセンバツ決勝は大阪桐蔭が履正社との大阪決戦を制した。が、もしも前日の雨天順延がなければどうだったか。 大阪桐蔭高校野球部―最強新伝説 (高校野球名門校シリーズハンディ版) 作者: ベースボールマ…

守りから始まる攻撃もある~センバツ履正社エース竹田がまたも逆転劇演出

3月31日の2017年センバツ決勝は史上初の大阪勢対決が決まった。準決勝の履正社ー報徳学園、続く大阪桐蔭ー秀岳館をテレビ観戦した。 2017 センバツ 大予想 2017年 1/6 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社 …

センバツ史上初の2試合連続引き分け再試合と稀勢の里戦を並行視聴~全力を出し切るって素晴らしい

センバツで延長15回引き分け再試合が珍しいのに何と2試合連続で起きた。福岡大大濠ー滋賀学園と、福井工大福井ー高崎健康福祉大高崎だ。 www.nikkansports.com ドラマの録画を見ていたのでもう福岡大大濠ー滋賀学園は終わったかなと思ったら延長14回が…

不発の清宮幸太郎に屈した明徳義塾高校~2017センバツ9回2死からまたもドラマ

何かにつけて「侍」と言うのが流行っているのか。WBCを業務中に見ていた人は「コソッと侍」。ブレイクした小林誠司の控えに甘んじた大野奨大は記事で「控え侍」なんて書かれていた。年度末、黒柴スポーツ新聞編集局長は「残業侍」な日々である。 tf-zan96bai…

センバツ中村高校9回の粘りに心がホカホカ~40年ぶりの1点がもたらしたもの

「二十四の瞳」高知・中村高校が甲子園に帰ってきた。第89回選抜高校野球には16人での出場だから「三十二の瞳」なのだがインフルエンザなど体調不良で4人が開会式を欠席。入場行進は結果的に「二十四の瞳」になってしまったが40年前はその人数で準優…

追いつかれても追い越させないことが大事~センバツ履正社9回の猛攻を呼び込んだ竹田の踏ん張り

第89回選抜高校野球が開幕した。開幕式直後の第1試合は呉ー至学館。いきなり延長の好ゲームだったが呉が振り切った。第2試合は履正社ー日大三という好カードで予想通りの白熱した試合。12-5で履正社がねじ伏せた。 www.hochi.co.jp まだ大会初日だと…

松井秀喜5連続敬遠に「忘れられる権利」はないのか~早実・清宮幸太郎の明徳義塾イメージは「松井さんのやつ」

明徳義塾高校の馬淵史郎監督はくじ運がいいのか悪いのか。第89回選抜高校野球でいきなり早稲田実業とぶち当たる。今大会屈指の視聴率男・清宮幸太郎と相まみえるのだ。強打者VS試合巧者。高校野球ファンならよだれものの対戦である。 tf-zan96baian-m-ston…

ソフトバンク22点の大勝から1985年夏の甲子園PL対東海大山形にタイムスリップ

5月24日21時の速報で、ソフトバンクがオリックス相手に20点も取っていた。最初ラジオで16点という途中経過が流れた時は聞き間違いかと思った。この記事が仕上がるころにはいったい何点取ってるんだか。恐るべしホークス打線。 プロ野球の1試合での最多得点…

智弁学園優勝で思い出した張本勲の親友・山本集

業務の処理能力が追い付いておらず、センバツが楽しめなかった。気付いたら決勝が終わっているという体たらくである。そんな時に限って好勝負が繰り広げられるものだ。決勝は延長11回、智弁学園が高松商業を2-1のサヨナラで振り切った。 当然ネット上はこ…


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