黒柴スポーツ新聞

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俺がやる。と思わせるために~ソフトバンク逆転優勝へ必要な合意形成

総力戦だ、執念だとマスコミは美辞麗句を並べているが、ソフトバンクはベンチが勝ち急いで見えて仕方ない。9月22日は不振の柳田悠岐の4番昇格という奇想天外なプランが当たったが、ハイリスクだった。柳田悠岐の頑張りに救われた面は大いにある。

 

その前の4番にはグラシアルが座った。残り5試合ほどで4番変えるかね?と思ったのが正直なところ。ただしデスパイネの不振もなかなかだから、ベンチは少ない可能性の中でもがいているのだろう。そこは逆転優勝へなりふり構わず行くんだという合意形成ができていれば問題ない。しかしただただ勝ちたい負けたくないという思惑だけなら、選手は落ち着かないのではないか。日替わり打線や矢継ぎ早の継投はいかにもチームのドタバタぶりが見えてしまう。

 

今日は高橋礼を初の中4日で投入するという。これは高橋礼もチームの危機的状況が分かっているから、気持ちを入れて投げてくれると思う。そう、このようにスクランブル態勢というのはプレーヤーと指揮官の気持ちが一つになってこそ効果が期待できる。

 

前日の森唯斗の回またぎもそうだ。もうあれだけ中継ぎがドタバタしたら森だって自分がやるしかないと思うに決まっている。森に関してはもともと気持ちで投げるタイプだから、残り試合すべて投げる準備はするだろう。願わくば森を出さずに終われるくらい打ち勝ってほしいのだが。

 

もう1試合も落とせないからなりふり構わず打順を組む気持ちも分かる。だが、それならばそうチーム内で宣言して打順を組んでもらいたい。そうすれば何番だろうがみんな必死のパッチでバットを振るはずだ。俺がやるんだ、と。2014年にはスローガン「俺がやる。」を掲げて日本一になったソフトバンク。逆転優勝に向けてそれぞれが、俺がやる、の気持ちで戦い抜いてもらいたい。


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