黒柴スポーツ新聞

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できる人は何度でもできる~ノーヒットノーラン3回の外木場義郎と沢村栄治

大リーグのバーランダーノーヒットノーランをやった。何と3度目だ。すごいなと思ったら、3回以上の達成者は6人目だというからまたびっくり。できる人はやはり違う。

 

ちなみに筆者が好きなノーラン・ライアンノーヒットノーランを7回やっている。余談だが、社会人になってからネット上でアストロズ時代のライアンのユニホームが36万くらいで売られているのを見つけて買おうかどうか迷ったことがある。

 

日本でもノーヒットノーランを3回やった人が二人いる。一人は沢村栄治。大リーガー相手に好投したのもうなずける。残念ながら太平洋戦争で出征し、戦死してしまった。平和な時代であればもっともっと活躍したことだろう。これだけ考えても、戦争はやってはならない。

沢村栄治とその時代

沢村栄治とその時代

 

 

 

もう一人は外木場義郎。広島のエースである。外木場がすごいのは、3回のノーヒットノーランのうち1回が完全試合ということ。そして外木場が立ち向かったのはV9時代の巨人だった。3回のノーヒットノーランのうち1回がその巨人から。ちなみに初勝利自体がノーヒットノーランだった。

 

3回には及ばないが、野茂英雄アメリカに渡り、ア・リーグナ・リーグ両方でノーヒットノーランを成し遂げている。これもまた快挙だ。

 

沢村栄治外木場義郎、そして野茂英雄ノーヒットノーランは1回やるだけでもすごいのに、何度もやるなんてすごすぎる。何でできるのかなと思う一方で、1回できた人ならもう1回やれても不思議じゃないという感じもする。つまり、地力があるということだ。

 

 

ノーヒットノーランを振り返ると、だいたい数回は味方がファインプレーしてもり立ててくれる。そういった運もないとなかなかできないだろう。と同時に、そもそもほとんどのバッターを打ち取れるくらいの制球力やら球威がないと無理だ。ノーヒットノーランを複数回できた人は、やっぱり地力があるのだ。

 

できる人は何度でもできる。反対に、できない人は何回やってもできない。それを覆すためには地力を付けるしかない。メッキではなく剥がれようのない実力を付けるしかないのだ。

 

バーランダーノーヒットノーランのニュースをきっかけに、本棚から鎮勝也氏の著作「二人のエース」を引っ張り出した。外木場義郎安仁屋宗八という名投手を丹念に綴ったノンフィクションである。外木場義郎がなぜ3回もノーヒットノーランを達成できたのか。またじっくり読んでみよう。興味がある方はぜひ手にとってみてください。


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