黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

結果第一の時もある~ソフトバンク森唯斗、デスパイネ勝ち越し弾に救われる

守護神のミスを打線が白星に変えた。ソフトバンクが9回に森唯斗の被弾で追い付かれるも、10回にデスパイネのこの日2本目となるホームランで勝ち越し、続く松田宣浩のダメ押し弾で勝負あり。対ロッテ3連戦の初戦をものにした。

 

森唯斗は今シーズン早くも3敗しており、なかなか波に乗れない。デスパイネが帳消しにしてくれたからよいものの、自分でもふがいないと思っているのだろう。打たれた後で、ベンチの床に帽子を叩きつける映像もあった。

 

特にこの日は千賀滉大が登板。長男の誕生日だっただけに白星をプレゼントできたらよかったのだが、森唯斗の被弾でなしになってしまった。ただし千賀は森を責めるより自分を責めるだろう。7回に連打を浴び、2失点したのは自分なのだから。自分で種をまいたと思っているに違いない。

 

もしもロッテがサヨナラ勝ちしていたらソフトバンクのダメージは大きかった。この日までにロッテとの対戦成績は2勝7敗。なぜか分が悪い。優勝するためには苦手チームを作ってはいけないのだが、このままだとロッテ戦が鍵を握ってしまう。早めに追い付いておくためにも、このカードで一つでも多く勝っておきたい。だからこそこの1勝は大きかった。

 

早めに一本出ていたらな、とは思うけど、試合には勝った。負けなかった。勝った。勝った、勝ったと言うのは子どもじみているのかな。でも、勝った。千賀に勝ちは付かなかった。勝ちは森唯斗に付いてしまった。いらねえよ。森はそういう男だ。そういう帽子のかぶり方をしている。だから帽子を床に叩きつけたりなんか、してはいけない。森は強気を崩してはいけないポジションにいるのだ。

 

負けなかったらそれでいいのかよ、と突っ込まれそうだ。もちろんそうではない。ボールが先行して、苦しくなった球を狙い打ちされている。うまくいく時は逆で、どんどん追い込む。ストライク先行を意識した方がよさそうだ。球威も落ちているかもしれない。タイムリーやホームランを打たれている。森の場合は再調整なんて悠長なこと言っていられないから、登板しながら修正するしかない。とにかく、負けなかったことが大きい。やり返してくれた打線に感謝しつつ、次の登板でやり返してもらいたい。


野球ランキング