商業捕鯨もマルハも復活、横浜DeNAベイスターズが70周年~記念ユニフォームは輝くのか
日本がIWC脱退を決め、商業捕鯨の再開に舵を切ったのは昨年末。それに合わせたわけでもなかろうが、マルハ(マルハニチロ)がプロ野球のスポンサーに返り咲いた。かつてマルハは大洋漁業として「大洋ホエールズ」を運営していたのだが、その流れをくむ横浜DeNAベイスターズが創立70周年ということで、マルハニチロもスポンサーになったそうだ。これは面白い。
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記念ユニフォームも発表された。胸の「B」は大洋ホエールズで使っていたWの文字をアレンジしたもの。1950年の創設時のWのようだが、個人的にはワシントン・ナショナルズのようなWも好きだ。
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1950年の復刻ユニフォームは3月10日、当時本拠地があった下関で開催される対広島戦で披露される。なかなか渋いユニフォームだが、モデルになった筒香嘉智はあまり違和感ない。似合っている。
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DeNAなんて時代の最先端を行く企業だから新しいことにしか目がいかないかと思うのだが、ちゃんと伝統を意識している。歴史を大事にする姿勢は好感が持てる。歴代ベストナイン選出の企画もあるらしい。誰が選ばれるかすごく楽しみだ。
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日本のプロ野球チームを眺めたら、まさに日本の産業史そのものだ。新聞社、映画会社、鉄道、食品・飲料、流通、そしてIT。見事である。この中に捕鯨もあったわけだ。元オーナーの中部謙吉が「鯨の一頭も余分に獲れば選手の給料は払える」と言ったらしいが、捕鯨が栄えていたことをよく表している。
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じゃあマルハニチロとDeNAの間に球団の株を持っていたTBSは今回の企画に入らないのかとは思うが、TBSはメディアだから、歴史のあるマルハニチロがDeNAと一緒にやるというのが話題があってよいのだ。
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今や横浜スタジアムは人気スポットの様相。DeNAの球団経営が上手なのだろう。弱い時代にはあか抜けないなと思った青いユニフォームが今ではちょっとオシャレに見えるから不思議なものだ。人間の脳は都合がいい。
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復刻ユニフォームがカッコよく見えるかどうかはDeNAナインの頑張りにかかっている。2018年は所沢移転40周年の西武ライオンズが優勝した。創立70周年のDeNAがどんな成績になるのか注目だ。
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