黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

二松学舎、ペース離さず広陵破る~光った堅守と好救援

高校野球の観戦流儀で、テレビをつけた時に、負けている方を応援する。きょうは朝から広陵二松学舎を見ているが、西日本豪雨もあったので心情的には広陵を応援しながら見た。

日本で最も熱い夏 半世紀の時を超え、二松学舎悲願の甲子園へ

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共に高校野球ファンには馴染みの高校であり、落ち着いた試合運び。二松学舎が初回に2点先制し、広陵が1点ずつ返して6回終わって2-2の同点。どちらも投手が崩れず守りもいい。野球の神様がどちらにつこうか、考えあぐねているようだ。こういう試合は見ていて楽しい。7回裏、送りバント広陵三塁手の野選で二松学舎は無死一、二塁のチャンス。さらに送りバントが捕手前に転がるも捕手は手につかず、1死二、三塁。続く打者が初球をライト前に運び、二松学舎が2点勝ち越した。一つのプレーから一気に試合が動く。接戦はやっている方は大変だが、見ている方は楽しい。
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2点差でとどめておきたかったが、広陵は5点目を取られてしまった。広陵は8回、1点でも取っておきたい。と思ったら先頭打者が出塁。しかし次打者がダブルプレー二松学舎は守備も堅い。広陵は8回、1点も奪えなかった。

二松学舎は8回裏、ランナーを二塁まで進めた。流れを広陵に渡さない。流れといえば、思い出した。二松学舎も追い詰められたシーンはあった。4回、1点を返されなお満塁。ここで変わった岸川が好救援。さらなる失点は防いだ。

広陵も意地を見せ、9回一死から死球、さらに意表を突くバントヒットで一、二塁のチャンスをつくった。が、最後はまたもやダブルプレーで試合終了。結果的に広陵は試合のポイントごとにダブルプレーで反撃を絶たれた。
ともに泣きともに笑う 広陵高校野球部の真髄

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東東京大会はつぶさに見られなかったが、二松学舎は終盤の粘りが持ち味らしい。それがどこから来るのかと問われた監督は、落ち着いて試合ができるようにとずっと言い続けてきた、と答えた。序盤をしのげばという心持ちになれるのは大きいと思う。一時追い付かれはしたが、トータルで見たら二松学舎のペースだったということだろう。年々打力が向上する印象があるが、5点以内で収まり、ほんの一つ二つのプレーの結果で勝敗が分かれる。そんな玄人好みの試合もたくさん見たいものだ。二松学舎、そして広陵の皆さん、素晴らしい試合をありがとうございました。