黒柴スポーツ新聞

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日本ハム、功労者・武田久にも容赦なく引退勧告~現役続行を模索したプロ野球選手たち、例えばカトケン

また一人、日ハムのV戦士がチームを去る。武田久が引退勧告を拒否し、現役続行を模索しているという日刊スポーツ記事を見た。


社会人的には考えどころである。武田久は最優秀中継ぎやらセーブ王にも輝き、チームに貢献してきた。ファイターズ一筋15年。引退勧告に「はい」とさえ言えば、うんとうなずきさえすれば引退試合が開いてもらえるクラスの功労者だ。もしかしたらコーチなどの打診もあったかもしれない(これは想像なのだが)。


しかし武田久が選んだのは現役続行。まだまだやれるという自負なのか。やりきっていない不完全燃焼なのか。

2016年にも似たようなケースの選手が2人いた。巨人の加藤健とヤクルトの田中浩康だ。


加藤健は地味中の地味だが、抑え、控えのキャッチャーであり続けたことでスルメのような味わいを醸し出していた。ある種、愛されていた。プロ18年で出場185試合を少ないと言うなかれ。むしろそれで18年も巨人にいたことの方が奇跡である。ホームランは通算3本。打点24。味がありすぎる。

この加藤健が巨人から戦力外通告を受けたが、何と球団にポストを提示されながら現役続行の可能性を求めてトライアウトを受けた。巨人ファンはエエッ!と驚愕しつつも心の中では拍手を送っていた。カトケン、男やん!と。
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だいたい1年平均10試合しか出なかった選手にポストを用意するのだから、よほど巨人は加藤健の価値を見いだしていたに違いない。加藤健もうれしかっただろう。そこを、あえて退団。冒頭の武田久(いつの間にか加藤健が主語の記事になっていた……)といい、プロ野球選手にとって現役生活というのはよほど魅力的なのだろう。


だがやはり考えどころである。運がよければ楽天に入り直せた久保裕也とか、ベイスターズに入り直せた田中浩康みたいにもうひと花咲かせられる。田中浩康だって将来的にはヤクルト幹部の道もあっただろう(この線はまだ消えてなさそうだが)。それを蹴ってベイスターズに入り2017年、通算300犠打を達成した(新井宏昌と並び日本歴代5位タイ、9月11日現在、NPBのHPより)。
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別に犠打のために現役続行にこだわったわけでもなかろうが、現役を続けたからこその数字だ。この通算犠打、田中浩康を地味に細川亨(ソフトバンクから楽天に移籍)が追っているのも面白い。

だが戦力外通告を受けてなお現役続行できるのは、ほんの一握り。加藤健はどこからも声がかからず引退。故郷、新潟のアルビレックスのフロント入りした。これはこれで素敵な選択だったのだけれど。戦力外通告という番組が成立するくらい、大方の選手には無職などリアルに厳しい現実が待ち受けている。


それでも。


武田久はそういう心境なのか。少ないかもしれない可能性を求める生き方。誰もができるわけではないからこそ、ちょっと応援したくなる。


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