黒柴スポーツ新聞

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補強依存体質は巨人のアイデンティティー~13連敗は起きるべくして起きた

巨人のワースト13連敗が騒がしい。確かにつっこむべき話題。だがそんなにギャーギャー言いなさんな、と、巨人ファンという出自を明かした上で書いてみる。

巨人の結果が出ないと補強の失敗が糾弾される。2017年も森福允彦、山口俊、陽岱鋼が槍玉に上がった。が、巨人のFA選手の失速はもはや伝統である。

補強するから育成がなってない、となる。一理あるがそもそも巨人は補強ぬを繰り返して覇権を握ってきた。大昔は南海のエース、別所毅彦をぶんどった。手続きは異なるが、南海の系譜を持つソフトバンクからは杉内俊哉がFA移籍。歴史は繰り返されるのだ。
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だから補強ばかりしているから育成が弱いという話ではない。今は「どちらもうまくいっていない」のだ。

逆に両方上手くいってるのはソフトバンク。2016年は早々にマジックが点灯しながら優勝を逃し「世紀のV逸」とまで言われた。だから柳田悠岐の負傷と共にV逸の要因であった打の助っ人の不足をデスパイネ獲得で解消した。上林誠知も売り出し中だ。投手陣は千賀滉大の成長を筆頭に、東浜巨ら生え抜きが頑張っている。今は首位ではないが、和田毅武田翔太もいないのだ。むしろよくやっている。
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もちろん巨人の若手も頑張ってはいるのだろうが、プロスポーツは結果がすべて。WBCでブレイクした小林誠司も巨人に戻ったらまただりつが低迷。正捕手として確固たる地位は築けずにいる。
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優勝に生え抜きの力が欠かせないのは2016年の広島優勝からも一目瞭然。巨人では原辰徳政権下の優勝がそれだった。だから高橋由伸監督も生え抜きを徹底的に鍛えるしかない。

実は黒柴スポーツ新聞ではこのところ、伊東キャンプ記事が読まれているようだ。なぜ今なのか疑問だがもしかしたらファンは最下位から奮起して頂上を目指したあの頃の青いジャイアンツを待ち望んでいるのか? 投げ込み、振り込み、走り込みをすることで生まれ変わるしかあるまい。茂林寺の猛練習、地獄の伊東キャンプに続く第三の猛特訓が必要だ。
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とにかく巨人の選手はまず一つ勝って連敗の話題を沈静化しないといけない。13連敗はしたがまだ負け越しは10だ。13連敗より借金の数に目を向けなければならない。

小さい数字ではないが借金10を一つずつ返すしかない。生え抜きが頑張ればオフの補強も小幅で済む(結局やるんかい!と言われそうだが)。頑張らなければまた場当たり的な補強をしてぜい肉体質は改善されないままだ。

84年の歴史の中で最弱の巨人かもしれないが、批判は勝つことでしか払拭できない。池に落ちた犬は叩けとばかりに巨人はバッシングされているが、巨人を本気で怒っていいのは負けても負けても声を枯らして応援し続けているファンだけ。面白がってはやし立てる声は無視して、一人一人の選手にはやるべきことをやってほしい。一塁ゴロを阿部慎之助が捕って、ピッチャーにトスしてもベースをきっちり踏めないとか、カバーが遅れるとか、そういうプレーをしているうちは勝てない。