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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

みんなが仕事のデキる3番打者であれ~石井琢朗が説く理想の打線とマイナス思考のすすめ

打線のセオリーは、1番が出塁率が高い人。2塁は送りバントも進塁打も打てる人。3番はチャンスメイクもできるしタイムリーも打てる人。4番は打点を挙げられるしホームランも打てる人。しかしー。と石井琢朗は言う。「カープ打線が脅威なワケ。石井琢朗コーチ『ゲームで重要な、あとづけ論』」という記事を楽しく読ませてもらった。

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(写真は1993年版の野球カード。背番号ゼロだったんですね。1992年までの4年間で安打数はまだ62本。のちに達成する2000安打ははるか遠くのことでした)

 

 

しかし何なのか、と言えば石井琢朗の理想とする打線は「3番バッター」がずらりと並ぶ打線だという。

 

いわく、例の1番から4番までの並びが効果的なのは初回の攻撃であって、以降は先頭バッターがチャンスメーカーにならねばならず、ランナーが出た以後のバッターが得点しなければならないからみんながチャンスメーカーでありクリンナップであれ、というのだ。

 

そしてそのベースになっているのは黒柴スポーツ新聞の読者なら分かっていると思うが石井琢朗自身が属していたマシンガン打線なのだった。

 確かに各職場にエースとか4番がいると周りは楽。間違いなく抑えてくれるし、間違いなく得点してくれる。でも石井琢朗が言うようにみんながチャンスメーカーである職場だったらなおよい気がする。一人一人が戦力である実感があるからモチベーションもものすごく高そうだ。無意識のうちにエースに依存する体質も改善できる。

 

まさに「打線」。石井琢朗は「いかに後ろにつなげられるか、後ろに、後ろにどんどん回していくこと」が大切だと説いている。これができる職場は強い。黒柴スポーツ新聞編集局長もそんな職場をつくりたいなあと思っている。

疾走!琢朗主義

疾走!琢朗主義

 

 

石井琢朗の記事でもう一つ面白かったのは「マイナス思考で打席に立て」という考え。

 

そんなんじゃ点がとれなそうに思うがまずは「やっちゃいけないことは何なのか」を考えるのだという。事例はノーアウト満塁。バッターは「ゲッツーはよくないな」と考える。だがおあつらえ向きのゴロを打ってしまい一気にツーアウト。でも実は1点入ったとしたら…それは「アリ」だという。むしろそれが決勝点だったら100点だというのだ。

 

ノーアウト満塁でやってはいけないことの答えはずばり書いていなかったが例えば進塁打にもならない内野フライとか三振だろう。1アウト満塁になったら次打者がゲッツーだった場合得点ゼロに終わる。

 

サラリーマン的にも「ここでこれはないな」という想定くらいはできる。ピンチの時ならなおさら「最悪これさえならなければオッケー」くらいの開き直りをすればいい。石井琢朗も「マイナスから入ることで打席の中で気持ちに余裕ができて、最低限が最高の結果になったりする」と言っていた。

心の伸びしろ

心の伸びしろ

 

 プロセスを評価してくれる人はゼロじゃないけど基本的に社会人は結果がすべて。だがついついどこかでかっこつけてしまい、クリーンヒットやホームランを狙ってしまうものではなかろうか。毎回それでは疲れてしまう。別にポテンヒットでも相手のエラーでも1点は1点なのだからまずは「勝つ」ということに集中すればいい。

 

もっと言えば「勝つ」じゃなくてもいい。「負けない」でもいいのだ。高校野球を見ていたら分かりやすいが、強豪高校は簡単に負けない。苦戦を強いられたとしても勝負どころと見るや粘り強く攻めて、試合をものにしてしまう。したたかさがないと地方大会を勝ち抜いたり、試合巧者がそろう甲子園では勝てない。

 

「負けない」ためには最悪どんな結果を残せばいいのか。それを考えるところから成功が始まる、のかもしれない。

 

チャンスメイクもできる、得点も稼げる3番バッターってカッコいい。今まで注目していなかったが各チームの3番バッターがどう機能しているか、しばらく注目して見てみよう。

併せて読みたい、石井琢朗にまつわる記事はこちら

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

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