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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

プラネットアース映像でヘビの群れに追われるイグアナと自分を思わず重ねた話

プラネットアースNHKで見た。イグアナがヘビの群れを間一髪かいくぐるやつ。ネットで「プラネットアース イグアナ」で検索すると2016年11月の記事で話題になっていた。そう、それ(興味があればぜひ見てください)。 

その島のイグアナはふ化した瞬間から生きるか死ぬかの瀬戸際だ。砂から出たら一目散に高い所に向かわねばならない。辺り一帯にヘビがうようよしているのだ。 

ヘビはヘビで、千載一遇のチャンスを逃してなるかとばかりにイグアナが現れるのを岩かげから狙っている。イグアナを食べることは生きることなのだ。 

次々に捕食されるイグアナ。カメラも一体どうやって撮ったのかと思うくらいその瞬間瞬間をとらえている。最後の助けを求めるかのようにイグアナの手足がバタついてやがて力を失う様はリアルすぎる。

ヘビは気配でイグアナの動きを察知するようで、細かい砂利の上でじっとしていればヘビをやり過ごすこともできる。だがヘビとの距離は確実に詰められるのでハイリスクな作戦だ。1匹のヘビをやり過ごしている間に別のヘビが背後から迫ったりもする。

映像のクライマックスで1匹のイグアナが登場。逃げたかと思えばヘビにとらえられ万事休す。と思いきやヘビを振りほどいて再び全力疾走。岩によじ登ってやった~と思う間もなくヘビが口を開きながらジャンプしてイグアナの体をかすめていく。心臓の弱い人にはまったくおすすめできない。「生き延びられるかは運次第だ」なんてナレーションが流れたりもする。

いつしかイグアナと自分を重ねていた。ヘビは何なのかと言えば「時間」。誰もが年を取り若さを失っていく。いつまでも若いつもりだが時間という名のヘビは確実に背後に迫り、生きることをあきらめた人生という名のイグアナを呑みこんでいく。

呑みこまれないためにはあのイグアナのように必死のパッチで逃げまくるしかない。右に行くか、左に行くか。どの岩に飛び乗るか。どの突起に手をかけて上に登るか。進学か就職か、中退か卒業か、仕事を受けるか、コンペに参戦するか、転職するか定年まで勤めるか、フリーランスで働くか、自分で事業を興すか。人生は選択肢の連続で、コースやタイミングを誤れば即、死。 というとちょっと言いすぎか。

目の前の課題という名のヘビにばれないようじっとしている手もある。が、時間という名のヘビは背後から確実に迫ってくる。その場にとどまり続けることも死につながる。

結局、走り続けるしかないんだ。 

それはサラリーマンでもアスリートでも一緒。努力を怠れば退化が始まる。イグアナたちは一瞬でも気を抜けばその島で生きていけない。死なないだけ、人間はまだマシだ。

イグアナの映像を見て感じた本当の恐怖は、何もしていない間にどんどん人生が消化されていることに気付いたことだった。

 さて…。

KDDIがネット技術を生かしてトイレの空き状況が分かる新サービスを発表した。待ち時間の無駄を省くようなことが書いてあるが実はトイレでさぼっている人のあぶり出しではないかと勘ぐってしまった。一定時間こもっていると管理者に通知されるのだ。

www.itmedia.co.jp

イグアナは一瞬でも気を抜けば死が待っているというのに人間は何とおおらかだったんだ。だがこのサービスが普及すれば今度は管理人という名のヘビに見つかってしまう。それでも命まで失うことはないのだけれど。

もちろん黒柴スポーツ新聞編集局長はトイレコモリストでもないし、簡単にヘビに食われるつもりもない。今できることをやり続けて結果、高い所に行くつもりだ。生きる、死ぬ、なんて書いてきてしまったが高い所に行けば見晴らしがいいのは事実だ。見たことない景色を見るのは楽しい。新しいことにもどんどんチャレンジしていこう。

 

【おすそわけ】

読者の皆さま、黒柴スポーツ新聞に遊びに来ていただき本当にありがとうございます。良質のアウトプットには良質のインプットが必要。そんな意味で先日上京してきました。その時に東京ドーム敷地内にある戦没野球人の鎮魂の碑を見てきました。そこで感じたことを以下のブログにつづりました。はてなブログでご縁ができたニッポン手仕事図鑑編集長さんの主宰するニッポン手仕事図鑑内のブログです。ぜひご覧ください。なになに、ふたりごと文庫ではなんかいつもと違う上品な文体じゃんか!とつっこまれそうですが媒体によっての「書き分け」とスルーしてください…そしてぜひ鎮魂の碑、足を運んでくださいね。この告知、1週間限定でさせていただきます。

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