黒柴スポーツ新聞

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目標設定は具体的であれ~秋山清仁カルボナーラを5食連続で食べて第93回箱根駅伝MVP

箱根駅伝にMVPがあることを知らなかった。金栗四三杯のことだという。

 

 

 

 

 

金栗四三の名前は知っていた。1912年ストックホルムオリンピックのマラソン代表として出場するも倒れて途中棄権。その後式典に招かれゴールインしマラソン史上最長記録54年8カ月6日5時間32分20秒3を作った。

 

 

箱根駅伝に賭けた夢 「消えたオリンピック走者」金栗四三がおこした奇跡

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そして金栗四三の「世界に通用するランナーを育成したい」との思いが箱根駅伝創設につながった。

 

箱根駅伝公式Webサイト

 

走れ二十五万キロ―マラソンの父金栗四三伝

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その金栗四三杯、第93回箱根駅伝では日体大秋山清仁(4年)が選ばれた。

www.hochi.co.jp

 

早稲田大学の監督経験者、渡辺康幸氏によると箱根駅伝の6区「山下り」は前傾姿勢がポイント。恐怖心から普通は重心を残したくなるから後傾姿勢になるそうだ。ついついブレーキをかけてしまうためかかと付近の足の皮がズルむける選手もいる。「Going」の映像で見た。

 

 

復活から常勝へ―早稲田大学駅伝チームの“自ら育つ力

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だが秋山清仁の姿勢は前傾。スピードに乗っている。前回も58分09秒の区間新、今回も58秒01の区間新だから素晴らしい。ちなみに秋山清仁は足への負担を少なく走れるからかかとの皮はズルむけない。

 

 

秋山清仁がさすがだなと思うのが目標設定の仕方。なんと高校生の時すでに「箱根駅伝の6区を走りたい」と思っていた。大概の選手は「箱根駅伝に出たい」ではなかろうか。

 

 

そう言えば黒柴スポーツ新聞編集局長が応援しているウィルチェアーラグビー日本代表としてリオデジャネイロパラリンピック銅メダリストの池透暢選手も言っていた。「メダルを首にかけるイメージまでしていました」と。そう、目標は具体的であればあるほどモチベーションが高まるのだ。

 

 

もう一つ驚いたのが食事。なんと秋山清仁は本番まで5食連続でカルボナーラを食べた。エネルギーを取るためのメニューで、大事な大会の前には食べるという。

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この記事に書いてあったが下りに目覚めたのは高校時代の監督からもらった唯一の褒め言葉。「おまえは下りに向いている」。よき指導者とはこれだというキーワードを与え個性や能力を引き出せる人だと思う。

 

 

秋山清仁の今後の目標はマラソン。日体大の6区走者と言えばあの谷口浩美が有名。3年連続の区間賞。山下りのスペシャリストの大先輩だ。谷口浩美はアクシデントでバルセロナオリンピックでメダルを逃したが1991年東京での世界陸上マラソン金メダリスト。秋山清仁は2020年東京五輪でぜひ谷口浩美の果たせなかったメダルの夢をかなえてほしい。

山下り育ちの「金」…谷口浩美 : 特集 : 箱根駅伝2014 : 箱根駅伝 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

 

 

 

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