黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

入団3年目までにポルシェに乗る夢をかなえた山﨑康晃と多摩川で鍛えられていた中畑清

2017年1月7日放送の「ジョブチューン」を見た。プロ野球選手が出ていたからだ。

 

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出演者はこちら。

前田健太ロサンゼルス・ドジャース

野村祐輔安部友裕広島東洋カープ

井納翔一・山﨑康晃(横浜DeNAベイスターズ

藤浪晋太郎阪神タイガース

秋吉 亮(東京ヤクルトスワローズ

平田良介中日ドラゴンズ

宮西尚生谷口雄也北海道日本ハムファイターズ

石川 歩・鈴木大地千葉ロッテマリーンズ

秋山翔吾埼玉西武ライオンズ

則本昂大釜田佳直東北楽天ゴールデンイーグルス

金子千尋(オリックス・バファローズ

 

 

見終わって数時間後に気が付いた。

 

 

「巨人の選手出てなかったな」

 

 

ソフトバンクも出てないし巨人至上主義でもない。ただしもう巨人の選手ばっかり出る時代は確実に終わったなと実感した。

 

 

巨人が2位になったものの、セ・リーグのクライマックス第2ステージはは広島と横浜の戦い。パ・リーグも北海道対福岡。それぞれ地域密着をうたうチーム同士がペナントレースで好結果を示した。

 

 

特に横浜DeNAは観客動員が過去最高と好調。地道な球団経営が実を結んでいることとチームの成績がいいタイミングで合った。

www.nikkei.com

 

 

この日のジョブチューンではトークの場面でも井納翔一と山﨑康晃が引っ張り笑いを取っていた。井納翔一は前に出演した時「小島瑠璃子がタイプ」と告白。今回もそのネタでいじられたり、ファンレターが年間10通(送り主は実質2~3人)だったと明かしたり、盗塁阻止へ捕手が2塁に向かって投げた送球が背中に当たる珍プレーが放送されたりといい感じだった。

 

 

山﨑康晃もプロ野球の世界で活躍して高級な腕時計や車を買うんだという夢をかなえましたと爽やかに語っていた。まだ実働2年。とはいえすでに70セーブ。年俸も8000万円と1億円が射程圏内である。

npb.jp

 

 

山﨑康晃は1年目も2年目も堂々たるピッチングだしもう117試合も出ているピッチャーだからその頑張りには球団が目いっぱい報いていると分かる。だがストッパー山﨑康晃の生みの親である中畑清の時代とはずいぶん違うな、とも思う。

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中畑清が1軍に定着したのは3年目以降。それこそ1年目、2年目は多摩川でしこたましごかれたに違いない。後年主軸になり高級時計も高級車も買えるくらいになっただろうが山﨑康晃とはあまりに対照的な船出である。

 

 

 山﨑康晃についての過去記事はこちら。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

 

さっきも書いたが山﨑康晃は正当な評価を受けているので異議は唱えない。ただただ時代が変わったなあと思う。同じく出演者のロッテ・石川歩は1年目から3年目まで3年連続2けた勝利の結果1億3000万円。2けた勝利できる人材への評価が上がっているからこれが相場なのだろうが入団数年で1億超えとはやっぱり時代が変わったなあと思う。

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今更巨人が球界の盟主と言う人もおるまい。大谷翔平の大活躍、ソフトバンク日本ハムパ・リーグチームが相次いで日本一になっていることもありテレビの露出もパ・リーグ勢がずいぶん増えた。黒柴スポーツ新聞編集局長の少年時代には考えられなかった。少年時代はもっぱら「人気のセ、実力のパ」だったが今や「人気のパ、実力もパ」かもしれない。パ・リーグの野球を認知させたプロ野球ニュースおよびその流れをくむ「すぽると」が同じ時期に地上波からなくなったのは皮肉な話だ。

 

 

この流れが続けばドラフトでも有望選手が軒並みパ・リーグを希望することもあり得る。「巨人だったらプロ入り拒否」なんてことが珍しくなくなるのかもしれない。そうなったらその時黒柴スポーツ新聞で「時代は変わったな」とまた書くのだろう。

 

 

きょうの1枚は中畑清。実働13年というのは意外に短かったなと思うがそれだけ存在感があったのだろう。通算1294安打。知らなかったが1982年から88年まで連続でゴールデングラブ賞をとっている。それは多摩川での下積みが生きたことの何よりの証明だ。

 

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