黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

打率10割、200本塁打、1000打点、鈴木誠也の神ってる目標の立て方

立てこんでいたため、久々に落ち着いての執筆。というわけでネタが数日前のことというのはご容赦を。本日のお題は鈴木誠也の目標の立て方。

 

 

広島アスリートマガジン2016年8月号 “誠也の魅力って何だ?

広島アスリートマガジン2016年8月号 “誠也の魅力って何だ?"

 

 

12月14日に行われた鈴木誠也の契約更改交渉で、年俸は4400万円アップの6000万円となった。来季については「けがなく1年間試合に出て、10割、200本塁打、1000打点くらいが目標」と真顔で話したと、黒柴スポーツ新聞編集局長が購読している新聞記事に書いてあった。

 

真顔で。面白い。君は榎本喜八か?

 

打撃の神髄-榎本喜八伝

打撃の神髄-榎本喜八伝

 

 

 

打率10割だから全打席安打なり出塁狙い。本塁打は、2017年シーズンが143試合(リーグ戦125試合+交流戦18試合)だから1試合平均約1.4本打たないといけない。打点も同様に1試合平均7打点挙げないといけない。以前内勤でプロ野球面を組んだ時に松中信彦が7打点か8打点を記録して見出しに取ったら部長が「8打点!」とびっくりしていた。そんな日が毎日続かねばならない。

 

 

 

そんなの、できるわけないじゃん。そう思うのは正しい。だが新聞を読んだ後しばらくして思った。世の中、どうせだめだと最初から諦めることが多すぎやしないか、と。

 

かくいう黒柴スポーツ新聞編集局長もその筆頭格。成功より失敗が目に浮かぶ。石橋を叩いて渡るより叩き割って渡れない派。いつの間にか3割打てれば上等とか2割5分でも並の成績、なんて意識が染みついていた。

 

 記事に書いてあったが鈴木誠也は常々「打率10割」を口にしているという。2016年の成績は打率3割3分5厘。29本塁打。95打点。どこかのチームなら4番クラスの数字だ。その源泉が「打率10割」という意識なのかー。

 

だとしたら10割、200本、1000打点というのは目標としてアリだ。要するに高めの目標設定をして実力を釣り上げているのだから。イチロークラスが打率10割みたいなことを言うのと鈴木誠也が言うのとでは意味合いが違う。

 

思えば鈴木誠也が全国区になった6月の2試合連続サヨナラ本塁打、試合を決める一打としては3試合連続の大活躍は鈴木誠也自身がオレならやれる、打つんだという気迫、気持ちがあってこその結果なのかもしれない。

 

 

 

世間が神ってると言えば言うほど黒柴スポーツ新聞編集局長は引いてしまい鈴木誠也を見て見ぬふりをしてきたが興味がわいてきた。いまさらだがこの人、面白い。

 

先日は見なくなって久しい「スポーツLIFE HERO’S」を久々に見た。理由はプロ野球100人分の1位を見たかったから。見たのは強肩部門だったが1位は糸井嘉男かと思ったら鈴木誠也だった。打つイメージが強かったが映像を見て納得。ライトからの返球は伸びがあり美しかった。これもまたプロ野球の魅力である。コリジョンルール適用で外野手の見せ場がやや減ってしまったが鈴木誠也にはぜひ肩の方でもファンを喜ばせてもらいたい。

 

低めの目標設定で確実にクリアするか、高めの目標設定で背伸びすることで自分の成長を促すか。やり方は人それぞれ。年々守りに入りがちの自覚がある黒柴スポーツ新聞編集局長的には2017年、鈴木誠也を見習ってがむしゃらにやってみようかと思っている。

 

 

鈴木誠也についての過去記事もよかったらご覧ください。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

 

 

 きょうの1枚は前田智徳。背番号にちらりと「3」が見える。鈴木誠也と同じ高卒4年目の成績は打率3割1分7厘、27本塁打、70打点。ただしこれは131試合での数字である。この野球カード(1994年版)によれば推定年俸は8500万円、愛車はベンツ560SEC。そう言えば昔はどの選手がどんな車に乗っているか選手名鑑にあったような。今はどうなのだろうか?

 

 

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