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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

ちょっとデキる人は1.5刀流のまま頑張ればいい~岡大海が気迫で西川遥輝のサヨナラ満塁ホームランをアシスト

日本シリーズで気になる男がいる。大谷翔平? 西川遥輝? 黒田博樹? タナキクマル? 違う。岡大海である。




おか・ひろみ。「エースをねらえ!」の主人公と同じ名前ということで試合中の応援も「エースをねらえ!」のテーマソングが流れる。打席に入る直前は気を付けて聞いてほしい。



黒柴スポーツ新聞編集局長にとってはこのネタくらいしか思い浮かばない選手だったのだが日本シリーズでは3番を打ったり5番を打ったり1番を打ったりと、栗山英樹監督に重宝されている。



じゃあ大谷翔平みたいに二刀流をできるかと言えば今はできない。今は、というのは大学の時はやっていたから。プロではやっていないが器用なところは変わっていない。あら、下の記事を見て知りましたが明治大学では野村祐輔と同部屋だったんですね。
www.meispo.net



二刀流なんて選ばれたやつにしかできねえよ? 確かにそうだ。実際のところは岡大海みたいに与えられたポジションで必死にやるしかない。人手が余っている所なんて今時ないだろう。急な病欠みたいにどうしようもないことだってある。誰かの穴を埋めたり専門外のこともせざるをえない状況で頑張っている。そうやって現代社会はみんなが1.5刀流になって回っている。



岡大海はいろんな打順に座るしセンターをやったりライトを守ったりしている。そう、1.5刀流界のヒーローなのである。ちょっとデキる人は大谷翔平にはなれないが何でも一生懸命な岡大海的な存在には、なれる。



岡大海は2016年日本シリーズ第4戦9回、小窪哲也の大飛球に向かってジャンプ。フェンスに激突しながらもナイスキャッチ! 見ました? あのうれしそうな顔。一生懸命さが生んだファインプレーである。
www.sponichi.co.jp



社会貢献活動もしているのか。いい人じゃないか!
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第5戦ではしぶとく同点に追いつく犠牲フライ。第4戦に引き続きラッキーボーイになりそうな予感が…。



9回裏には1、3塁のチャンスで岡大海が打席へ。ついにスターへの扉が開きかけたかと思いきやデッドボール。熱くなった岡大海はマウンドに詰め寄ろうとし、両軍一触即発の雰囲気に。優しそうな顔立ちの岡も激しい一面があるんだな。そう思ったが大学時代にも死球に激高したことがあったとか。
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これで次打者の西川遥輝が燃えた。記念にNHKラジオの実況を書き起こしておこう。
「中崎、セットから投げました。直球、打った―っ! 大きい、大きい! ライトへ上がった! ライトの向こう! 向こう! 入ったーっ。ホームラーーーン! サヨナラ、満塁ホームラーン! ヘルメットを投げ捨てた。小躍りしながら、小躍りしながら、ホームイーーン! 何と、西川の、サヨナラ満塁ホームラーン! 札幌ドームが揺れています。振動が伝わってきます」




西川遥輝は調子が悪く実力が発揮できていなかったが大仕事をやってのけた。これで日本ハムが王手をかけた。
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日本シリーズ2本目のサヨナラ満塁ホームラン。というわけで試合終了直後から黒柴スポーツ新聞でアクセスが集中しているのはこの記事。8カ月も前に書いた杉浦享氏の回だ。被検索系メディアの面目躍如である。
tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com



岡大海がヒーローになり損ねて残念無念。だがじわじわと知名度を高めているのは間違いない。第6戦で終わるのか分からないがシリーズが終了するまで岡大海から目が離せない。



きょうの1枚は杉浦享。このカード裏のミニ解説によると実働22年で1434安打、224本塁打。1985年にはバース、岡田彰布掛布雅之に次ぐ34本塁打を放っている。1992年日本シリーズ鹿取義隆から放ったサヨナラ満塁ホームランは何度映像を見ても気持ちいい。打った瞬間それと分かる当たり。杉浦享も走らず歩くような足取りである。何度見てもカッコいい。西川遥輝のおかげで懐かしい名選手がまた話題になってうれしい限りだ。
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