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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

確認せず、信じないからうまくいかない~アライバに学ぶコミュニケーション

あともうちょっと早く言ってもらえたら。あともう少し早く結果が分かっていたら。お互いハッピーになるのだ、少なくともアンハッピーにはならないことは日常生活においてままあることだ。


ここ数年、特に原稿をいただく内勤(紙面編集)となったこの半年は時間の使い方を意識してきた。時間は有限。長時間労働に陥っていた頃は時間は無限と思っていた。時間内に終わらなければ残ればいい、くらいに。


しかしそれで失うものはある。例えば、黒柴スポーツ新聞編集局長は入社以来アフター5的な発想がない。仕事が終わったら家路につくだけ。下手したら帰宅後は遅めの夕食と入浴、就寝と、奥田民生の「働く男」さながらの生活だ。そういう人たちは仲間や家族との語らい、自分の好きなことに没頭できるバラ色の時間を捨てている。


とは言うものの多くの仕事は人と人との協力関係、信頼関係で成り立っている。自分の工程だけ守ればいいというものではない。ただ実のところ、周囲と息が合わないと無駄な待ち時間が発生する。


編集局長はこれを「死に時間」と呼んでいる。ダブルプレーとれるなとこちら(遊撃手としておく)が二塁に入っているのに待ってもボール(原稿)が来ない。あうんの呼吸で原稿やりとりして次の部署に転送してチェンジ! これが決まると流れができるのだが、とれるべきアウトをとっておかないとランナーは溜まり、失点につながる。


まあ偉そうに「待っているのに」なんて書いているが以前はこちらが捕球態勢に入っていないから先輩からの送球を受けられないパターンだった。ここは偉そうにせずどうすればダブルプレーがとれるか考えよう。


すぐ改善できるのが「確認」。誰が見ても締め切り日は不動である。だから原稿の受け手であるショートの編集局長は締め切り日に備え二塁で捕球態勢に入っておく。が、打球をさばく二塁手(原稿の管理者やライター)がダブルプレーをとる態勢になっていないことがある。大敵・締め切り日の勘違いだ。


まさか忘れてるなんて、ねえ。そうは思うがミスの芽は小さいうちに摘み取ればいい。「明日作業したいのでよろしくお願いします」。そういう声がけでダブルプレーがとれる確率は格段に上がる。決して二塁上で歯を食いしばってダウンタウン浜田雅功ばりに舌打ちしてはいけない。あれはハマちゃんだから笑えるのだ。


アライバ(荒木雅博井端弘和)の何がすごかったかと言えば、あのサーカスのような捕球と送球なのではない。「連携」だ。



それは信頼関係の上に成り立っている。もう打球がセンターに抜けるから荒木は捕れっこないよ。井端は決してそうは思わない。逆。確認が大事だと書いたがそもそも確認が必要な関係を超越している。荒木なら届く。だからセカンドで待っていないといけない。しかもグラブトスを受ける体で。編集局長もそうありたい。



複数人の職場なら、自分や家族の病気、天候、取引先の都合などなどイレギュラーバウンドはありうる話。そこは明徳義塾馬淵史郎監督の指導ばりに守備中は足の裏にはがき一枚分の空間をつくることで迅速に的確に打球を処理できる態勢をとって、一つずつアウトをとればいいのだ。


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というわけで、工程管理がうまく行き出したら次は悪いなりにどう対処するかを考える。宮本慎也野村克也との対談で言っていたが、いい投手は悪いときでも悪いなりに組み立てられるのだそうだ。


師弟

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水泳や短距離走など競技時間が短い場合は難しいが、先発投手で言えばこの時代5イニングくらいはまず投げる。立ち上がりが悪くてもどうリズムを立て直すか、どう悪い流れを断ち切るか。絶好調ばかりじゃない編集局長はものすごく興味があるし、ぜひ習得したい能力だ。


意識が高い黒柴スポーツ新聞読者の皆様は回りと仕事をうまく進めたり、コミュニケーションをとる上でどんなことを意識されていますか? ぜひ教えてください。


きょうの1枚は井端。巨人はセカンドが育っていない。定着できていない。ソフトバンクが手放さないと分かってはいるが、明石健志川島慶三あたりが来たら即日レギュラー。トレードを模索してはどうだろうか。片岡易之も打てなくなった印象だし…。辻東倫を育てるつもりなのだろうか? とにかく、打てて守れる井端のような選手が今の巨人には求められている。

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