黒柴スポーツ新聞

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ウィルチェアーラグビー日本、スウェーデンに快勝!~池透暢選手のパスワークに期待!16日4時はフランス戦です

ウィルチェアーラグビー日本代表が9月15日のスウェーデン戦に快勝。メダル獲得へ好発進した。
※主将・池透暢選手の地元で発行されている高知新聞記事はこちら。https://www.kochinews.co.jp/article/49320/

※池選手プロフィールhttp://www.jsad.or.jp/paralympic/rio/info/schedule.html?sj_page=PG0PRF000-1279208

【グループB】
日本50-46スウェーデン
 (14-8)
 (12-11)
 (12-13)
 (12-14)


相手のスウェーデンはランキング6位。スコアを見ると、第1ピリオドでの6点差が効いている。後半の第3、第4ピリオドはスウェーデンがわずかではあるが上回った。試合後のインタビューや報道でも日本にミスがあったことが指摘されていた。このあたりを修正すれば次戦以降も期待できそうだ。



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じゃあ、次の相手フランス(世界7位)は?というとアメリカ(世界1位)に51-42で敗れた。日本は世界3位だからこのグループではランキング上は2位。グループ上位2位まで次なる準決勝へ進めるのだが、フランスも必死のパッチで取り返しにくることだろう。それだけに油断はできない。


ともかく勝負事だから何があるか分からない。不利な状況で強敵アメリカとやるのは見ている方も心臓に悪いので、まずはフランスを下して2勝目を確保してほしいところだ。


池選手の武器はロングパス。黒柴スポーツ新聞編集局長は実際に体育館で投げているところを見たことがある。あまりにボンボン普通に投げていたのでその時は疑問に思わなかったのだが、よくよく考えれば自分がいすに座った状態で数十メートルボール投げられるかな? 無理そう。だいたい近距離のキャッチボールでさえ下半身を使うものだ。そういう意味では車いすバスケ選手なんか上半身の力で見上げる高さのゴールに入れるんだから今更ながらすごいと思う。取材でいろいろ見すぎてパラスポーツ選手のスピードやパワーや精度が「当たり前」になってしまっているようだ。


NHKのダイジェスト映像でもやっていたが、スウェーデン戦では島川慎一選手の突破力が心に残った。ある大会で空いた時間に「代表の島川選手ですよね?」と声を掛けさせてもらったがとても気さくに話していただけた。でもさすがラグビー車に乗っている時は顔つきが違う。気合が。ラグビーは当たることが認められているけれど島川選手のプレーはまさに突進という言葉がぴったりに思えた。華麗なパスワークも気持ちいいが、ガツガツいくのもウィルチェアーラグビーの面白みだと思う。まだまだあの衝突時のバン!という音には慣れないけれど。
※島川選手の紹介(所沢市)はこちら。http://www.city.tokorozawa.saitama.jp/iitokoro/enjoy/bunkakyoyo/tokyoolypara/athlete/simakawa/index.html


エース池崎大輔選手はメッセージを送るとほとんど返事がある。実際にお目にかかったことがない編集局長にでさえ、だ。銅メダルをとったテニスの上地結衣選手もそう。「ありがとうございます!」くらいのメッセージだが毎回お返事があるものだから「実際送っているのはマネージャーさんとかじゃないの???」なんて思ってしまうのだが、強調したいのはそれくらいの頻度でお返事があるということだ。
※池崎選手の紹介(三菱商事)はこちら。http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2016/html/0000030521.html


だがリオでいい成績を残せばパラスポーツ選手がどんどん階段をのぼってしまい、われわれクラスは見向きもされなくなるんじゃないか…そんな不安はある。が、それも仕方ない。そんな時は「おれたちはAKBがメジャーになる前から応援してたんだ!」なんて密かに誇りに思う初期からのファンの気持ちが分かるようになるかもしれない。


ちなみにリオには出場していないが、陸上界のスター・廣道純選手も、見ず知らずの編集局長に丁寧にメッセージを送ってくれた。それも、何度も。ボッチャの加藤啓太選手ともやりとりをさせてもらっている。こうやってどんどんアスリートに引き込まれていくのである。ウィルチェアーラグビー、テニス、陸上、ボッチャ。編集局長のミーハーぶりがバレバレである。


もちろん、選手も練習や生活があるからその邪魔をしてはいけない。こちらとしてはわれわれファンとのちょっとしたやりとりが息抜きにでもなってくれたらなあと思っている。競技についての勉強もさせてもらいたいと思っている。だから選手に立ち入りすぎないエチケットと、応援したい気持ちと、キラキラした目さえ持ちさえすればこの時代、SNSなどさまざまなツールとつてを使って選手とつながってみてもいいと思う。つながれるかどうかは「縁」次第なのだが、まずはリオでの活躍の感想など、メッセージを送ってみてはいかがだろうか?


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