黒柴スポーツ新聞

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勝負は目覚めた時から始まっている~筒香嘉智に学ぶ心の準備

「初球から準備をしている。(朝)起きた時から準備は始まっている」


愛読している7月30日の新聞に筒香嘉智のコメントが載っていた。筒香が絶好調なので相手は四球覚悟でまともな勝負をしてこない。それでもラミレス監督は「1打席に必ず1球はストライクが来るはず。それに備えろ」とアドバイスしていたのだった。

準備をしていないのに結果は出ない。いやそうじゃないという人がいるだろうがうまくいく場合はたまたまかもしくは手を差し伸べてもらえたなど外的要因による。第一それでは達成感が得られない。


にしても朝起きた時からという言い方が面白い。目覚めた時からの行動はすべてうまくいくためのプロセスという考え方なのだろう。


この考えは好きだ。筒香はガタイがよくいかにも豪快なイメージだが実はとても細やかな神経なのではないか。黒柴スポーツ新聞には「筒香 帽子」なんてキーワードでお越しの方もいらっしゃるがあの帽子のかぶり方にも彼なりのこだわりがあるのかもしれない。

山田哲人を追い抜いて本塁打王争いでリードした筒香は30日の広島戦でもホームランを打った。大木のような四番が体格だけでホームランを量産しているだけなら他球団のマークで少しは被弾を防げるだろう。しかし才能に加え意識面でも筒香が覚醒したら2016年はこのまま本塁打王に突き進むかもしれない。それこそ1球でもストライクを取りに行けば筒香は「1分の1」を狙って振りに来る。100%準備ができているところに投げ込むのだから、被弾の可能性は高まるばかりだ。

絶好のチャンスはいつ来るか分からない。だったら1回こっきりしか来ないと最初から思ってその時に備えておきたいものだ。もちろんうまくいくかどうかは分からない。失敗した時には思うものだ。「ああ、いい球が来ると分かっていたらなあ」。そうやってチャンスをものにできない日々が続く。そのうちチャンスを狙おうとさえ思わなくなる。実はこれが一番怖い。


「初球から準備をしている。(朝)起きた時から準備は始まっている」


こんなカッコいいこと言ってみたいねえ。



きょうの1枚は松原誠。2095安打を放つキャリアながら主要タイトルなし。ただしウィキペディアによると330本塁打と1172打点は前身を含むベイスターズ球団記録だそうだ。この緑とオレンジのユニフォームおしゃれだなあ。期間限定でいいので筒香にも緑ユニフォームを着せたいものだ。その時もやっぱり帽子はヒップホップかぶりをするのかな。ヒップホップかぶり初の本塁打王がこの秋誕生するか見ものだ。

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