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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

強力打線支える最年少200犠打男・今宮健太

今宮健太が6月2日の中日戦で、川相昌弘を抜き最年少200犠打を達成した。ここのところ打撃好調だったが持ち味は失わない。素晴らしい。

しかもホームランも打った。大技も小技も決められる。素晴らしい。打率こそ低いが強力なソフトバンク打線だから問題にはならない。守備も堅いのだから今宮は立派な戦力だ。

犠打はなかなか日が当たらない記録なのでこういう日こそおさらいしておこう。NPBのホームページをチェックしてみた。
1 川相昌弘533
2 平野謙 451
3 宮本慎也408
4 伊東勤 305
5 新井宏昌300
6 田中浩康293
7 金子誠 292
8 石井琢朗289
9 正田耕三282
10 水口栄二279


いかにも二番打者という顔ぶれだが、意外な人も。伊東は上位のイメージがない。新井も石井もヒットメーカー。宮本も2000安打達成者だ。ただでさえ2000安打するのは並大抵のことではないのにチームプレーに徹している。これぞプロである。

一方で、田中浩康はさらにいい味を出している。1183試合で293犠打。川相は1909試合で533犠打。数こそ開くがペースはいい勝負だ。犠打はいぶし銀の選手がよく似合う。

野球の素晴らしいところは一人ではできないところ。もちろんノーヒットノーランみたいに独壇場のような日もある。しかしそれだってバックが堅守でできる場合もある。1、2本は危ない打球があるものだ。犠打はアウトになってもチャンスは広げる。まさしくチームプレーだ。こういう連係ができる職場は結果が出ることだろう。


ソフトバンクは豪快に点を取るイメージがあるが特に2016年は李大浩もいなくなって、ホームランよりタイムリーで打ち勝っているように見える。いや、ことしだけではないのかもしれない。今宮は3年連続の「犠打王」でもあったのだ。まだ24歳。早くもいぶし銀への道をひた走っている。


流れが大事な野球では初球で決めると攻撃が勢いづく。ヒリヒリする場面で決めるとベンチは盛り上がる。どうせワンアウトなら周囲を喜ばせたいものだ。黒柴スポーツ新聞編集局長は人間が素直なのでできればヒット打ちたい派。でも年々ボランティア精神は芽生えている。このブログが、お越しくださる読者が気分転換するための進塁打にでもなっていればうれしい。


でも自分が楽しみたい気持ちはやっぱりあるのであわよくば自分も生きようというセーフティバントであることは重々自覚している。


きょうの1枚は川相昌弘。あまりイメージは強く残っていないが今宮同様ショートを守っていた。ゴールデングラブ賞を6回も取っていたんだな。10.8決戦ではせっかくホームラン打ったのに認められず3塁打になり「かわい」そうだった。現役終盤に中日に行ったのは気性の激しさを感じさせた。このくらいの芯を持ってないとプロでは生きていけないだろう。犠打は世界記録。背番号ゼロの男の偉大な勲章だ。

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