黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

川上哲治も野村克也も読んだ菜根譚をかみしめながら読みたい

自分で言うのもなんだがやる時はやるタイプ。そろそろアベレージヒッターになりたいのではあるが。きょうは大親友が遠方から訪ねてくる日で一日楽しんだが、当初は友人の訪問に合わせて連休を取るつもりはなかった。厳密に言えば取れそうになかった。春から新しい取り組みにチャレンジしたのがようやく軌道に乗ってきたところで、余裕は潤沢にあるわけではなかったのだ。しかし今その時にしかできないことはある。ちょうど休む前日に仕事がはかどっていたこともあり、ここは連休を取ろうと思い立った。何より自分に会いに来てくれる人をほったらかしてはいけない。考えるまでもなかった。甘えさせてくれた職場の方にも感謝している。

 

数年ぶりに再会できた友人と立ち寄った本屋で、ほしかった本を見つけた。「中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 エッセンシャル版」(洪自誠著、祐木亜子訳)。大親友が会いに来てくれた記念に購入した。たくさん本を買いたい派としては新品よりも中古を買うのが常だが今すぐ手元に置くことに意味があると感じたのだ。

 

実は先日も別の書店で買おうか迷ったのだが、いったん保留しておいたもの。菜根譚は以前、野村克也氏のものを読んだことがあった。これは半分は野球ネタ狙いだった。

野村克也の「菜根譚」

野村克也の「菜根譚」

 

 

今回は純粋に書いてあることに没頭したくなった。友人にも話したが、成人したら教科書というものはもらえるわけではない。自ら求めるものだ。迷った時、悩んだ時、立ち返れる場所として黒柴スポーツ編集局長は菜根譚を選択した。

 

本のまえがきによれば、菜根譚は約400年前に中国・明代の学者、洪自誠によって書かれた処世訓だ。田中角栄吉川英治川上哲治も愛読者だったという。告白すれば川上という野球人が読んでいた、というのも菜根譚を読むきっかけになった。川上、野村。その考え方の一端を形成した本を読んでみたかったのだ。

 

今回の本はまだ前半をさらっと読んだだけだが、これを実践できたら「正直な人」として生きていけそうに思えた。他人からどう思われようが自分の軸がまっすぐ確立されてさえいればびくともしない。根っこが生えそうな気がする。まだまだ若いつもりではあるけれど、そろそろ根っこを意識した生き方はしていきたい。

 

というわけできょうの1枚は川上哲治。現役時代から菜根譚を読んでいたのかもしれないが管理職である監督時代こそ菜根譚を読んでいたのではないかと、今回は川上のカードの中でも監督時代をセレクトした。V9を成し遂げた監督が読んでいたとなると、やはり菜根譚には強烈な意味を見出してしまう。V9。リアルタイムでは知らないが同一チームが9年連続日本一になることは本当に奇跡であり、想像を絶する努力の成果の塊に思えてならない。

 

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