黒柴スポーツ新聞

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絶好調の後に遠回りしたからこそかみしめたい永川勝浩500試合登板

ブログの毎日更新なり定時更新がいかに難しいかを実感している。今が踏ん張り時。ブログを書くためにも時間を有効に使いたい。1日24時間という絶対量は変わらないのだから。

 

タイムリーに書けなかったが20日に永川勝浩が500試合登板を達成した。史上95人目。黒柴スポーツ新聞には短信が載った程度であったが本紙編集局長は「あと2試合」の時から楽しみにしていたので「ほほう」とうれしくなった。1日7安打とか、1日でできる記録も心に残るが積み重ねた通算記録もまた味がある。

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でも節目の試合でロペスに満塁ホームランを浴びるとは。抑え投手は誠に酷な職場である。サラリーマン的に言えば勤続何周年という節目に結果が出せなかった、ということになろう。

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永川の持ち味は150キロを超すストレートと落差の大きなフォークという印象だ。そして何よりあのダイナミックなフォーム。高々と持ち上げたひざはあごにつくんじゃないかという。 

 

 

そしてあのふてぶてしい顔つき。クローザーはこうでなくてはならない。打てるもんなら打ってみろ。やれるもんならやってみな。あ、これは半沢直樹の大和田常務の台詞か。

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

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永川はいきなり初年度の2003年に3勝25セーブをマーク。以後2年は3勝4S、3勝2Sと伸び悩んだように見えたが2006年からのセーブ数はは27、31、38、36と守護神として君臨した。2005年から2009年までは毎年50試合以上に登板している。ウィキペディアによれば2008年シーズン終了後に倍増となる推定1億6000万円で更改。やればやるだけもらえるのがプロである。

 

そんな永川にも試練が。不調やけがでセーブ数は激減。2010年から2015年までの間で合計2セーブ。2012年に至っては1軍登板ゼロだった。2016年に復活をかける岩瀬仁紀もそうだが実績を残しているからこそのつらさはあっただろう。

 

だからこそこの500試合登板は価値がある。毎年50試合投げるだけでも大変だがそれでも10年を要する。過酷な抑えを10年やれる人材はそういない。プロの第一線に10年居続けること自体がすごいことだ。サラリーマン的にもかくありたい。

 

というわけできょう1も500試合登板に敬意を表しご本人登場。グラブもミズノ、スパイクもミズノ。ミズノの関係者が見たら喜びそうなアングルである。

 

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