黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

熊本を中心とする被災地を応援するかのごとく九州男児が大活躍中

 

今、熊本を中心に九州は地震被害に苦しんでいる。そうあってほしいと祈る気持ちがあったのだがこれほど深刻になるとは思ってもみなかった。まさか前震、本震という現象が起きるとは。揺れは大きかったが何の確証もなく死者は出ないとさえ思っていた。カーラジオから聞こえてきた「LINEの既読表示がつくことがいかに幸せか」という言葉が胸に残った。黒柴スポーツ新聞編集局長はSNSに疎いのだが。

 

見たことないだけなのだが霊的なものを信じていない。信じていないから見られないだけかもしれない。見えるものしか信じられない。ただ、人間の「気」の力は信じている。4月17日、気力が起こしたとしか思えない現象が日本各地で起きた。

 

まずソフトバンク。5連勝中だがこの日も3-7の9回裏、代打・吉村裕基の3ランなどで同点に追いついた。16打席無安打だったが今シーズン初ヒット。そればかりか延長12回に吉村がサヨナラ2ランを打ってまた勝ってしまった。ソフトバンクはさすが九州の球団だけあって地元の選手が多く、吉村も福岡県出身東福岡高校)。「打てないぐらいでどうこういってるとダメ。いろんな苦しみを持ってたたかっている人がいる」。そう、ホークスはファンと一緒にたたかっているのだ。ホークスの強さはここにある。

 

そしてもう一人の九州男児村田修一も奮起。年々覇気がなくなっているように見えていたのだがきょうは三塁線の打球に飛びつく好プレーを見せたり決勝タイムリーを放ったりと輝いた。村田もまた被災地の人と共にたたかっている。

 

松山で行われたヤクルトーDeNAも熱戦。終止符を打ったのは打率が2割そこそこと低迷している中村悠平だったのだがサヨナラ勝ちしたことで本日の4番手投手・松岡健一熊本県出身)に勝ち星が付いた。もはや神様が熊本がんばれと言っているとしか思えない。

 

ゴルフは全く詳しくないが、まさに被害がひどい熊本県益城町出身の永野竜太郎が大会3位と健闘。熊本市出身の重永亜斗夢も4位に食い込んだ。活躍は熊本県民を励ましたことだろう。

日本ゴルフツアー機構 - 永野 竜太郎選手のプロフィール

日本ゴルフツアー機構 - 重永 亜斗夢選手のプロフィール

 

 ホークスの吉村も言っていたが、応援する側も自分のやれることをやるしかない。そしていつまでも応援する側でいられると思ってもいられない。自分自身、東日本大震災から5年たち危機感が薄れている。最近はリュックにカロリーメイトとカイロを入れているが水は持っていない。買い置きが必要だ。

 

東北でできた「友」は言っていた。「命さえ助かれば何とかなる」。まずは最初の危機を脱しないとその先はないのだ。友は5年前の3月、雪でのどの渇きをいやしたのだという。そしてこの5年、至らない本紙編集局長を何度も助けてくれた。どさくさにまぎれてここでお礼を言ってしまおう。「いつもありがとうございます」。この夏、再び友に会えそうなので本当に楽しみだ。彼が愛する街の復興も見続けようと思う。

 

熊本は復興前の復旧以前にいままさに被災の真っただ中。いい加減に揺れが収まってほしいと祈るような気持ちだ。鎮静化を心から願っています。

 

きょうの1枚「きょう1」は熊本への応援の気持ちを込めて川上哲治。2351安打を放った打撃の神様。最優秀選手3回、首位打者5回、本塁打王2回、打点王3回。監督としてV9を含む11回の日本一。すごすぎる。だがきょうは別の側面にフォーカス。1949年に史上初の逆転満塁サヨナラホームランを打ったのだ。熊本も郷土の英雄と同じく逆境をはねかえしてほしい。応援しています。

 

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