黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

野球中継のもうひとつの密かな楽しみ~あなたの好きなテーマ曲は?

 

少年時代と違い、なかなか7時からテレビを見る生活ができていない。サラリーマンの宿命である。とはいえ、帰宅できたところで少年時代のようにナイター中継が地上波でバカスカやっているわけではないのだが。

 

衛星放送を見られるようにすると欲望が際限ないので今のところ地上波でしか見ていない。それがないという時はラジオ観戦のみである。それもない時は泣き寝入り。

 

少年時代は食い入るように見ていたなあ。ただしスピーディーな試合でなければなかなか8時54分くらいには終わらない。「試合の途中ですが間もなくプロ野球中継を終了させていただきます」というテロップが出るか、「延長いたします」と出るかは視聴者にとって天国か地獄かの分かれ道なのだ。ま、延長など最近はめったに当たらないが。

 

そして中継あるあるだが昔は延長した場合の悲劇として9時台のドラマ録画が30分切れていた。今は録画予約をしていても自動で繰り下げてくれるので心配ない。黒柴スポーツ編集局長は「魔女の宅急便」を録画して別の日に見ようとしたところ、クライマックスで飛行船から(厳密に言えばそれにつり下がった車から)落ちそうになった少年を救出しようとキキが懸命に手を伸ばしたところでザーッと砂嵐になったことがあった。そういえば砂嵐自体、死語なのでしょうか。

 

というわけで8時50分台にこの音楽が流れ出したら事実上の蛍の光だった。「フジテレビスポーツテーマ」。♪ちゃー ちゃらっちゃっちゃちゃー♪~ 7時ちょうどに流れた時に聞けば胸がわくわく。ドキがムネムネするくらい興奮するのに9時前に聞いてしまうと死刑宣告に等しい。試合のクライマックスだったらなおさら。「大変申し訳ありませんが…」というアナウンサーがうらめしい。ちなみに探したがこのCDに入っている。

 

フジテレビ開局55周年記念 LEGENDARY SPORTS ANTHEM

フジテレビ開局55周年記念 LEGENDARY SPORTS ANTHEM

 

 

 

しかし野球同様最後の最後まで諦めてはいけない。最後の♪ちゃっちゃっ!♪が鳴り終わってももう10秒いや5秒くらい、「来週のこの時間は」がある。ここでボールを投げたりファウルでも打とうもんならおいおいと突っ込みたくなる。そのあとはラジオ中継があればそちらにシフトし、それが無理なら夜のスポーツニュースか翌朝の新聞と相場は決まっていた。今はネットの一球速報があるがそこまでするのは主にシーズン終盤かどうしてもの日のみだ。

 

野球中継が独自に作ってきたものがこのフジテレビスポーツテーマなど中継の音楽。もう一つ人気がある「JAGUAR」も上記CDに収録されている。これも今風で好きだ。野球ではないがF1でおなじみの「TRUTH」も入っている。これは中学校時代に掃除の時間のテーマソング(別にテーマではないが)として校内放送されており、廊下の雑巾がけが意味なく高速化していた。あれ、「すぽると」で流れていた「Get a chance」も入っているではないか。解説しながら編集局長自身がCDほしくなってしまった。

 

他局に浮気するがNHKの野球中継テーマもいいのがあった。Baseball Legendなんていいですぜ、ダンナ。

NHK ニュースの音楽2010

NHK ニュースの音楽2010

 

 

テレ朝でやっていたゴールデンナイターの曲は「ROUND TRIP」というらしい。テレ朝アナウンサーとかみ合わない大下剛史の解説を思い出すなあ。

 

ついに黒柴スポーツ新聞も音楽ジャンルができた。プロ野球は実は歌もいっぱい生んでいるのでついにパンドラの箱を開けてしまったような…。2016年の野球中継のテーマ曲はまだまだチェックできていないが試合同様注目したいところだ。

 

きょうの1枚「きょう1」は先日の中継で久々に見た衣笠祥雄。2215試合連続出場、最優秀選手1回、盗塁王1回、打点王1回、正力賞1回。衣笠はどうして指導者にならなかったのか。なれなかったのか? そこはいまだに疑問である。

 

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