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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

16奪三振しながら1球で好結果「全消し」の伊藤智仁か、一振りで苦戦「帳消し」の篠塚和典か

センバツが日程を消化しているが、地方では春季大会も行われている。高知県で行われた試合、室戸対丸の内戦では24奪三振という度肝を抜く記録が出た。しかしさらに驚いたのは記録を立てた投手がいた室戸ではなく、やられた丸の内が延長12回サヨナラ勝ち。2奪三振の投手が勝った。野球が団体競技であることを思い知らされる。

 

プロでの1試合最多奪三振野田浩司オリックス時代に対ロッテ戦で記録した19。ただしこれも勝ち投手にはなれなかった。やはり記録と試合の勝敗はまた別個のものである。しかし野田はオリックス移籍1年目に17勝で最多勝。1~3年目は連続200奪三振。移籍は松永浩美とのトレードだったがオリックスの方が得をしたようだ。

 

 

 

もう一人忘れられない選手がいる。高速スライダーで一世を風靡したヤクルトの伊藤智仁。1993年の対巨人戦でセ・リーグタイ記録の16奪三振を記録したがスコアは0-0のまま9回2アウトまで来た。バッターは篠塚和典。ここでタイムを要求したのは有名な話。黒柴スポーツ新聞編集局長としてもベテランが嫌なことするなと見ていて思ってしまった。巨人ファンなのに。心の中では「きょうは負けてもいい」とうっすら思っていたのかもしれない。

 

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結果はご存じのとおり見事なサヨナラホームラン。伊藤はへたりこみ、マウンドを降りた後もグラブをたたきつけて悔しがっていた。安打製造機・篠塚の現役唯一のサヨナラホームランだったという。タイミングを外すという意図があったにせよ、新人に対してなりふり構わぬ作戦。妙なプライドより結果が大事なんだ、三振なんて絶対しないぞという篠塚の気持ちがあのホームランを生んだとは言えまいか。

 

余談だが昨日正田耕三の記事執筆に際し、不注意で記事を消してしまった。前日に保存しておいたところに加筆していたので「全消し」ではなかったが。本紙創刊後2回目の悲劇である(前回は全消し)。こまめに保存しなければいけない。今後1クリックで全消しすることを「伊藤智」と呼ぼうか。たった1球が勝敗を分ける。野球とは恐ろしいスポーツである。

 

社会人も結果がすべてという意味ではプロ野球選手と一緒。だからこそ感情移入して見ることができる。そして考えようによっては過程がだめでも棚ボタとかラッキーパンチとか気のきく人の助けで試合を※ここで2度目のトラブルで一瞬前の保存時まで文章が戻った※振り出しに戻せることもできる。篠塚和典になるかもしれないのだ。

 

ああ、怖い怖い。何度も記事が消えそうになるのは伊藤智仁の怨念としか思えない。あなたは伊藤智仁篠塚和典、どちらになったことがありますか? よかったら体験談を教えてくださいね。では、消えないうちに保存して記事を終了します!