黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

流れをいかに引き寄せるか。流れにいかに抗うか

野球は流れのスポーツだ。これに気が付くと野球観戦が断然面白くなる。「今、流れが来てるんでね」。解説者が言うそれである。


例えば味方が得点した後。ピッチャーが3人で締めたら流れが来る。逆に失点したら流れは相手に行ってしまう。追い付かれても同点止まりなら御の字ということもある。


高校野球は特に多用されるが送りバントも重要。仮にフルカウントまでもつれても送れたら失敗ではない。だが流れ目線で見たら初球で成功すると攻撃の流れは加速する。


こうして考えると、流れとは試合展開の意味以上にプレーヤーの気持ちと言い換えられる。行けるかなという時に行けば乗っていけるが、逆だと一気に意気消沈してしまう。気持ちの持って行き方さえうまくいけば社会人も結果が出せそうだ。

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※写真は小早川毅彦。広島を自由契約になるも翌シーズン開幕戦で斎藤雅樹から3打席連続ホームラン。シーズン優勝への大きな「流れ」を形成した。


なお、流れは一気に傾くとどうしようもなくなる。2015年の侍ジャパン、韓国戦での大逆転負けが記憶に新しい。もうピッチャーを代えようが何しようがうまくいかないものは行かない。ストライクも入らなくなる。いい当たりでも野手の正面を突いたり、逆にポテンヒットを献上したりする。実は学生時代にバレーボールをしていた黒柴スポーツ編集局長も2-13くらいからひっくり返されたことがある。逆転負けして指導者に「どうやったら負けられるんだ」と聞かれたが、答えが分かるくらいなら逆転は喫しない。もう何が何やら訳が分からないのだ。


そんな時、あなたならどうしますか? ジタバタしますか? 流れに身を任せますか? 水難事故の場合は体力温存した方がよい場合もありますが…


先ほど気がついたが、このブログの編集サイドバーが6日ぶりに復活した。その間、添付写真のサイズ調節もできないし、編集局長にとっては時間のかかる、スマホでの入力を余儀なくされた。小見出しも付けられない。そんな中でもできることをやる。それしかなかった。しかしいったい何が原因で編集サイドバーは口を閉じた貝のようにこじ開けられなかったのか?


さて、7日夜、大阪で行われたなでしこジャパンの試合はベトナムに大勝した。試合前に五輪出場の可能性が消滅。集中力が切れてもおかしくない状況。それでも声援を送ったサポーターによいお返しができたことだろう。今回のなでしこはあの日の侍ジャパンのように何をやっても裏目裏目に出たのかもしれない。


野球は投球のリズムなり、バッターが変わったり打席を外したりする「間」がある。しかしサッカーこそ流れが重要な競技かもしれない。局面が目まぐるしく変わる。野球観戦中以上にトイレにもおちおち行けない。試合だけではなく大会、そして五輪出場権を賭けた戦いでは、一度手放した流れを引き戻すのはそう容易ではなかったのだろう。


編集局長は今年いい流れを感じている。棚ボタで手に入れた感もあるが、これを手放したくない。ではどうするか。常勝西武の記事で書いたように凡事徹底しかない。きっと心が乱れている時はそれができていない。だから失敗を繰り返し、流れを自ら手放してしまうのだ。ブログを初めてまだたった2カ月。やっと書くことが「当たり前」になってきた。時間の使い方もほんの少しではあるがうまくなった。いいことずくめ、とは言えないが黒柴スポーツ新聞創刊はプラスになっている。しかし、小早川みたいに年度初めの日にいきなり結果だせたらサラリーマン的にも気持ちいいだろうなあ…。
tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com



月末には2016年シーズンが開幕する。今季も恐らく帰宅中にカーラジオで野球中継を聞くことだろう。映像がないだけに流れを読む訓練には最適だ。この人は燃えているな。気落ちしているな。まだまだいけるな。もう限界だな。あれこれ想像を働かせながら試合展開を楽しもうと思っている。

高校野球に学ぶ「流れ力」

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