黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

田中将大よりも味がある間柴茂有の連勝の裏側

少々大げさかもしれないが、生まれてこの方運がいいなどと思ったことはない。しかし今年は何だか風向きが違う。願いが次々にかなうのだ。もちろん高望みをしていないから、なのだろう。しかし会いたい人には会え、読みたい本が読める。とても幸せだ。今夜もお願いしてあった本が家に届いていた。この本については著者の方の了解が得られたら本紙で触れたい。

 

28連勝は世界記録

乗りに乗って作れる記録と言えば投手の連勝である。勝ちすぎて数字が分からなくなってしまったが田中将大の28連勝が世界記録だ。2シーズンにまたがって達成した。大リーグ記録は24連勝(1936~37年、カール・ハッベルジャイアンツ)。田中のシーズン連続勝利と開幕からの連続勝利は共に24だ。岩隈久志が21勝した時も思ったが楽天で成し遂げるから余計にすごい。

 

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稲尾は20連勝

それまでの記録は稲尾和久西鉄)のシーズン20連勝が最多。松田清はシーズン19連勝で、翌年の1勝を加えれば20だ。好調を維持し続けるにはどうしたらいいだろう。現代のビジネスマンにもあやかりたい話。行く先々で契約が取れたら仕事が面白いに決まっている。

 

 

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一人で貯金15

そろそろ日本ハムファンに突っ込まれそうなので書くことにするがマー君登場まで誇りにされていた記録が間柴茂有(しげくに、と読むようです)の15勝0敗。気持ちよすぎる。たくさん勝ってもたくさん負けるかもしれないことを考えると、一人で貯金15というのは年俸交渉ですさまじい加点要素だ。1年でいいから社会人としてそんなシーズンを過ごしてみたい。

 

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連敗男たちの素敵な話

今夜もまたオチを考えずに書き始めてしまったのだが最高のネタをゲットした。といってもただ宇佐美徹也氏の「プロ野球記録大鑑」を読んで見つけただけだが。間柴はプロ初勝利まで5年かかった。大洋入りしてからは7連敗だったという。13連敗したことさえあった。15連勝したのは日本ハム移籍後。スクリューボールをマスターしたのだという。しがないサラリーマンだってあきらめてはいけない。何か新手の技を会得したら道が開ける格好の事例である。間柴の連勝記録はそれ以前の13連敗ネタとセットにしてこそ輝きが増す。ちなみに権藤正利(大洋)は丸2年かけ28連敗というすさまじい記録がある。連敗ストップの瞬間、権藤の体はナインとファンの手で宙に舞ったという。ええ話やなあ。本日の参考図書、プロ野球大鑑は抜群の読み物です。ぜひプロ野球ファンならぜひお手元に一冊どうぞ。

 

プロ野球記録大鑑〈昭和11年‐平成4年〉

プロ野球記録大鑑〈昭和11年‐平成4年〉

 

 

人生の応援歌、続けます

黒柴スポーツ新聞編集局長もブログを始めたからこそ新しいご縁をいただいております。旧知の読者の方とはより深い関係になれています。ありがたいことです。今調子いいからとおごることなく、これからも人生の応援歌をつづっていきます。応援よろしくお願いいたします。


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