九州銘菓「さが錦」を食べながら李大浩移籍を考えた
以前、プロ野球選手には人事異動がない、と書いてしまったがよく考えればある。
コンバートである。
けさ、購読している新聞に内川聖一の一塁案が掲載されていた。
一塁を守っていた李が抜けるからだ。
今回はこれをネタにソフトバンク球団の人事異動を考察する。
柱の課長補佐
ソフトバンク商事の李課長補佐は、その外見からスピード感がないと思われていた。
しかし、実は大口契約が取れるし、コンスタントに契約も取ってこられる。
柱であった。
内川課長が体調を壊した時は代理も務められた。
オリックス商事からの中途入社としては十分な働きぶりだった。
しかし、2015年の売上高日本一を花道にマリナーズ商事に転職することに。
出来高払いとはいえ年俸も上がる。
それはそれでサラリーマンの上昇志向として受け止めたい。
期待は吉村主任
ソフトバンク商事では李課長補佐の穴をどう埋めるかが課題となった。
キャリアからしてすぐ埋められる人物はいない。
まずは内川課長が李課長補佐の守備範囲を受け持つ。
ここで期待したいのが、吉村裕基主任である。
※2008年版ベースボールマガジンの野球カードを使わせていただきました。ホークス時代のカードではなく、すみません…
6番、レフト案
彼もまた横浜湾星商事からの転職組であったが、地元福岡県の出身。
横浜時代には年間34本の大口契約を得た実績を持つ。
注目したいのは守備範囲。
李課長補佐の分野も、内川課長の分野も経験しているからだ。
本紙はすぐさま李課長補佐の代役にと思うが、内川課長が守備範囲をフォロー。
その穴を吉村主任が埋めればよいと想定している。
課内の序列は6番目くらいが妥当ではないか。
クリーンアップ後のもうひと山としてはいい存在感を放ちそうである。
目の前でホームラン
なお、吉村主任は2015年8月の対日本ハム戦で、本紙社員旅行中の編集局長がいたライトスタンドにホームランを打ちこんでくれました。
素晴らしかったです。
貢献は事実
李大浩は移籍に際しファンにあいさつがないなど、ブーイングもあったようだがホークスに貢献したことは間違いない。
ファンがネット上に書いていたが2015年日本シリーズは李がいなければ危機だった。
何せ四番がシリーズを欠場したのだから。
ホークスが強すぎたから問題にならなかっただけで、もしヤクルトに負けていたら責任を内川が一身に背負いこんだことだろう。
ポールを巻いたあの特大弾も記憶に残る一発だった。
シーズンを通じて3割が見込めるいいバッターだった。
ホークス移籍でにんまり
本紙編集局長は彼がオリックス時代に「敵」として京セラドームで見たことがあった。
試合は1点差で9回。
今にもホームランを打ちそうでヒヤヒヤした。
ホームランは打たれなかったが球足の速い2塁打を打たれたがそれでよしよしと思ってしまうほどだった。
後にホークス移籍が決まった時は相手の戦力ダウンという意味でも「しめしめ」と思ったことだった。
そういえば柳田が
なお、その試合を決めた一発を放ったのは柳田悠岐。
四番に据えられていたがまだDHだったのが懐かしい。
今でこそ大ブレイクしたがそれまでは知る人ぞ知る存在。
小久保裕紀がやめる頃かやめた直後かに「自分の跡を継げるのは柳田」と言っていた。
すでに才能は見抜かれていたのである。
0-0で摂津がしのいで9回表。
柳田がオリックス平野佳寿の快速球をライトスタンドまではじき返した瞬間、編集局長以下3塁側の観客は総立ち。
鳥肌が立ちました。
韓国人どうこうとかは不謹慎
李の移籍に関して残念な書き込みを見つけてしまった。
韓国人はいらない、という。
ホークスファンだったら、いや、そうでなくても悲しい。
どこの国が好きとか嫌いとか言うのは個人の自由。
しかし国籍で選手を評価するのはスポーツファンとしてやっていけない。
「松坂は4億円を球団に返せ」(という趣旨の書き込みが本当にありました)
こういうのとは次元が違う。
超満員のスタンドで李の一発を期待して声を枯らし続けたホークスファンに対しても失礼。
また食べたい「さが錦」
先日、いただきもので「さが錦」というお菓子をいただいた。
村岡屋さんという会社が作っている。
商品の紹介は気をつけたいのでパッケージを引用させてもらうが、「小豆と栗を練り込み、山芋でふんわり焼き上げた生地(浮島)をバームクーヘンでサンドして、伝統の織物『佐賀錦』を表現しました」とある。
甘すぎず、上品で、かつ食べごたえもある。
合わさってこそのハーモニー
いろんな材料がうまく組み合わさってハーモニーになる。
それはいい打線とも重なるのである。
和菓子テイストなのにサンドしているのはバウムクーヘンという大胆さ。
まさに助っ人外国人である。
本当のファンはいちいち何々人なんて言わない。
李の抜けた穴は大きいがホークスにはいい緊張感が生まれた一面もあろう。
本紙はこれを機に吉村の再ブレイクを期待している。
われわれ社会人としても、先輩の抜けた穴が大きいと嘆くよりは、よし自分が次期エースだと奮起したいもの。
心身とも無理しない程度に、一緒にレベルアップを図りましょう!