黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

川島慶三のさわやか記事を一瞬にして凍結させた清原逮捕の一報

 

※タイムマシンに乗ってきたテイで書きます。執筆最終盤に清原和博逮捕の一報が飛び込みますが、青天の霹靂感を出すためにあえて書き出しを書き直さずにお届けします。

 

 

人事異動はサラリーマンの宿命である。

プロ野球選手に異動はないが、移籍はある。

トレードされる場合もある。

 

なぜ手放したのか

球団にとって一番怖いのは何か。

移籍していった先でその選手が活躍することだ。

何であの選手を手放したのだ。

そう言われるのが怖い。

人を見たり、育てる力が問われることになる。

 

メンツなんてどうでもいい

しかし本当によいトレードは、それに決まっている。

球団のメンツなんてどうだっていい。

その選手が能力を存分に発揮する。

ファンはそれを待ち望んでいる。

 

新垣渚と入れ替わり

最近で一番よかったなあ、と思ったトレードは川島慶三

そもそも日本ハムの選手だったが、2014年にソフトバンクにやってきた。

交換相手は新垣渚らだった。

ヤクルト時代は川端慎吾と遊撃手のポジションを争った。

かといってセカンドは山田哲人がいる。

これらを上回るのはなかなか難しそうだ。

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ハイレベルな争い

といってもソフトバンクだって今宮健太がいる。

明石健志本田雄一もいる。

みんないい選手だ。

川島はひたすらいいプレーをしてアピールし続けるしかない。

 

 

BBH2009 追加 FS川島 慶三(ヤクルト)

BBH2009 追加 FS川島 慶三(ヤクルト)

 

 

巨人戦、一打同点の場面で

その素晴らしいプレーを生中継で見ることができた。

2015年6月、東京ドームでの巨人戦。

8回裏2死1、2塁。

スコアは3-1でソフトバンクがリードしているが、一打同点の場面だ。

バッターはアンダーソン。

打球は深々と外野を破った。

2塁ランナー片岡は悠々ホームイン。

1塁ランナーも余裕で、と思われた。

 

柳田から受け高谷へ

しかし、フェンスに達した打球を素早く柳田悠岐が処理。

セカンドに返球し、ワンバウンドでつかんだ川島が中継してバックホームした。

太田泰示が突っ込んでくるがキャッチャー高谷がブロックし、アウト。

同点は許さなかった。

 

 

BBH2014 白カード 川島慶三(ヤクルト)

BBH2014 白カード 川島慶三(ヤクルト)

 

 

減速させず、逆に加速

この試合解説の赤星憲広が鋭く指摘した。

「川島が柳田の返球の勢いを殺していない」という趣旨。

つまり、外野方向に迎えにいってしまえば送球の勢いを止めてしまう。

そうではなく、送球を迎え入れるようにして捕り勢いを加速させ本塁に返球。

キャッチする前から本塁方向へ助走していたからできたのだという。

 

 

 

これぞプロ野球

この試合、序盤にも似たようなプレーがあり、川島はまたもチャンスの芽を摘んだ。

打たなくとも2点分の価値があるプレーだ。

もし同点に追いついていれば、逆転を食らう流れでもあった。

小兵が生んだビッグプレー。

小兵でも機転を利かせばヒーローになれる。

野球の醍醐味の一つである。

 

 

 

川島待ってろよ

日本シリーズは古巣ヤクルトとの対戦となった。

主砲畠山和洋はビールかけ中、カメラにアピールした。

ソフトバンク倒します。川島待っとけよぉ!」

川島は優勝を決めた第5戦、初回炎のヘッドスライディングで2塁打。

気合が違う。

神宮のファンも喜んだことだろう。

 

いい人多そう

その証拠に試合後、川島がファンにあいさつのお辞儀をすると、「けーぞー」「けーぞー」の大声援。

ヤクルトファン、いい人多そうである。

 

 

 

執筆中に衝撃の一報でグダグダ

この辺りまで書いたところに清原和博逮捕の一報。

起きてほしくないことが起きてしまった。

悔しいというか、情けないというか。

本紙編集局長の少年時代のヒーローが死んでしまった。

確か小3か小4の時の日記にも出てきたヒーロー。

まさか社会人になってつづっているこの日記でこんな話題を書くことになろうとは。

かばう気はないが、受け止めきれずにいる。

 

それにしても、すぽるとは清原逮捕に触れなかった気がするが、そのくだりを見逃しただけだろうか?

こちらが清原のニュースを探して他局をチェックしている間に終わっただけなのか。

キャンプ情報中に速報のテロップは流れたが。

確かに一報だけだし、番組開始直前だったから今更キャンプ情報を伝えないわけにもいかないのは分かる。

しかし、かつての「プロ野球ニュース」だったらこうはいくまい。

時間的にスポーツ紙や一般紙はどうなっただろうか。

本紙でも清原を扱いたいが、今は何を書くか決められずにいる。