ホークスの功労者・馬原に贈りたい仰天4・10熊本引退プラン
ソフトバンク時代は抑えとして大活躍。
通算182セーブのうち180セーブを残した。
確認できておらず恐縮だが、球団最多のはずである。
あえてぶり返す話
もう済んだ話かもしれないが、引退を機にぶり返したい。
2013年のオリックスへの「トレード」(結果的に、だが)は納得いかない。
寺原隼人が戻ってきたのはよかったけれど、そういう問題ではない。
馬原という功労者を寺原のFA移籍に伴う人的保障プロテクトから除外したことへの憤慨である。
そもそも寺原だってドラフト1位で獲った選手だが。
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オリックスには森脇がいた
確かに馬原は故障明けだった。
球団関係者にとって馬原指名はまさかの出来事だったかもしれない。
馬原が除外されていたことを知った時は喜んだのではないか。
このうえない屈辱
本紙としては2011年の日本シリーズがターニングポイントとみている。
第1戦、第2戦とも馬原は打たれ、敗戦投手になっている。
シリーズは序盤が命。
「このシリーズで馬原は計算できない」と思われたに違いない。
救援投手としてはこのうえない屈辱である。
2012年に肩を手術し、2013年早々オリックスへの移籍が決まった。
オリックスが指名してこないと思った、などという球団の説明以前に、プロテクトされないこと自体が馬原にとって最大の屈辱だったのではないだろうか。
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人を大切にする組織、しない組織
人を大切にしない組織というのは確かに存在する。
球団は選手の活躍の上に成り立つのだから、選手の気持ちには敏感になってほしい。
例えばオリックス。
長期低迷の背景には生え抜きを大事にしない姿勢がありはしないか?
本紙がオリックス将来の幹部候補とにらんでいた大引啓次(法政大出身)を日本ハムに移籍させた。
2015年オフも坂口智隆がヤクルトへ。
くしくも先に移籍してきていた大引とチームメイトになった。
いまどき終身雇用制を賛美はしないが、中途退社が後を引けば組織はグラつく。
西武も選手会長経験者の赤田将吾を放出したあたりからグラついていないか。
赤田はオリックスの一員となり、大引と共に日本ハムに移籍している。
リーダー格だった中島裕之が西武に戻らず今はオリックスの中核。
何ともちぐはぐである。
意地を見せた馬原
馬原は2014年、セットアッパーとしての地位を確保。
自己最多の55試合に出場した。
これは立派である。
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明暗分かれた一発
ただ、馬原自身が一番分かっていたように、全盛期の力は取り戻せなかった。
2015年、松田宣浩に食らったサヨナラホームランは特に印象的。
古巣・ソフトバンク戦、慣れ親しんだヤフオクドームだったのも何かの因縁か。
勢いのある熱男松田と馬原の明暗を象徴するシーンだった。
本紙提案の全員がハッピーになる企画
これで見放してはかつての球団の姿勢と同じになってしまう。
本紙はこれを執筆した1月31日付で素敵な引退セレモニーを提案する。
開催日は4月10日の対オリックス公式戦。
熊本が馬原の出身地だからである。
この日だけ馬原とソフトバンクが「熊本ラーメン一杯分」の給料で契約する。
始球式で馬原が投げる。
両軍の選手に胴上げしてもらう。
日曜日の13時開始だから野球少年少女も球場に行きやすい。
入場料やグッズ収入の一部は馬原の退職金と熊本の野球少年少女育成への寄付とする。
この企画がヤフーニュースで話題になる。
熊本日日新聞でも熊本県内のテレビ・ラジオ各局でも取り上げられる。
球団は馬原のプロテクト除外の後ろめたさから解放される 。
馬原も地元に恩返しをしながら引退できる。
ホークスファンも功労者に「ありがとう」と言える。
寄付金で買ったグラブやボールをもらった世代から第二の馬原が生まれる。
その子が将来鷹のストッパーになり日本一の胴上げ投手に…。
球団や熊本県の方、馬原とホークスファンの皆さん、ぜひ本気で考えてみませんか?