黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

猛牛の食欲が生んだ逸品カツカレー

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CoCo壱番屋からの「廃棄カツ」が処理業者を通じて横流しされた。

消費者を裏切る残念な行為だ。

 

このチェーン店の物に限らず、カツカレーは好物だ。

何せカツもカレーも好きなのだから。

 

生みの親は千葉茂

カツカレーの生みの親は千葉茂

どこかで聞いた話だ。

この際、調べてみる。

すると、あっさり見つかった。

銀座の「グリルスイス」というお店のHPに「カツカレー発祥の店」とある。

試合前の千葉。

おなかがすいている。

今風の言い方ならば、ガッツリいきたい。

「カレーにカツをのっけてくれ」

カツカレー誕生の瞬間である。

 

当時はトッピングなんて、画期的だった。

注文する方もする方だが、応えた店も素晴らしい。

HPには特別メニュー「カツレツ・カレー 180円」と書いてあるメニュー表も掲載されている。

ほかにもうんちくがいっぱいのHPをぜひご覧ください。

元祖カツカレー。

ぜひいつか、食べにいってみたい。

 

「バファロー」の生みの親も千葉

千葉は巨人の選手だったが、後に近鉄の監督に。

これを機に近鉄は「パールス」から「バファロー」に改称する。

パールは真珠、近鉄沿線の名産。

バファローは千葉のニックネーム「猛牛」に由来する。

バファローズと複数形になるのは後の話である。

カツカレー、バファローまでは野球ファンなら知っているかもしれない話。

カレーで言えば「中辛」以下か。

 

そもそも幸せな食べ物

「勝負に勝つ」とのゲン担ぎで、千葉は試合前によくカツカレーを食べたという。

商談前のビジネスマン、就職活動をする学生にも縁起が良さそう。

勝負事に挑める満腹感は得られるはずだ。

 

サクサクの衣をまとったカツが、カレーの上に鎮座している。

その上からルーをかける。

衣がちょっとふやける。

それをはがさぬよう慎重に、カツとルーとご飯を口へ…。

彦摩呂さん風に言えば「味の満塁ホームランや」とか?

 

今回、よろしくない事件が起きてしまったが、カツ自体が悪いわけではない。

カツ以外の疑惑もある。

食べ物は、口にして幸せになるものであってほしい。

不正をした全員に、喝。

 

※写真は2002年版ベースボールマガジンの野球カードを使わせていただきました。

 


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