黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

独立リーグで打席に入る時の音楽は要らない

f:id:tf-zan96baian-m-stones14:20160106210440j:plain

※写真はスポーツ観戦をいかに楽しむか真剣に考える本紙社長。

 

10日は昼過ぎからスポーツ中継が目白押しだった。

高校女子サッカー決勝、春高バレー決勝、大学ラグビー決勝、全日本バスケ女子決勝。

テレビを2画面にしても、追いつかない。

とりあえずラグビーを見始めたが、帝京が徐々に東海大を引き離し始めた。

並行して見ていた女子サッカーでは鹿児島の神村学園と、静岡の藤枝順心がシーソーゲームを繰り広げている。

結局、ラグビーが先に終わったこともあり、女子サッカーに落ち着いた。

高校の女子サッカーをじっくり見たのは初めてだった。

 

引き込まれた女子サッカー

足がひどく絡まるようなシーンが少ないからか、プレーが途切れない。

ファウルも少ない。

しかも、決勝であるだけあって、球際への執念がぶつかり合っている。

結構面白いなあ、と引き込まれていった。

ひいきのチームがあるプロ野球以外では、基本的に弱いと思われるチームを応援する。

しかし、今回は予備知識がないため、負けている方を応援する。

点を取ったり取られたりという展開だったため、なかなか応援する方が定まらない。

それでも後半に藤枝順心がリードして終盤を迎えたため、神村学園を応援し始めた。

中盤ではボールを奪えても、なかなかゴール前では保持できない。

解説者も言っていたように、藤枝順心は集中力を切らさなかった。

これが3年生にとっては高校最後の試合。

あと少し足が届いていたら。

ほんの少しボールがずれていたら。

神村学園も必死なプレーを続けていただけに、勝負は紙一重に見えた。

しかし、いつかは試合が終わる。

藤枝順心がそのまま逃げ切った。

女子の高校サッカーって、結構面白いなあ。

それが率直な感想だった。

 

観客の心をつかむには

面白い試合をすれば、観客の心をつかむ。

それが自然な流れだろう。

なでしこジャパンの宮間キャプテンが、ブームではなく文化にしたい、と言った。

確かに世界一を獲って盛り上がったものの、観客が減ってきているのを間近で見たら、そう言いたくもなるだろう。

今、ラグビーが盛り上がっているけれど、今が踏ん張り時。

いい試合、いいプレーを見せる、見る。

その関係が競技を盛り上げていく。

プロ野球箱根駅伝がなぜ今日のファンを獲得できたのか。

それは何十年もの間、好勝負、死闘、真剣勝負を繰り広げてきたからだ。

 

誰のためにやっているのか

そこで、以前から指摘したかったことで締めくくる。

 

独立リーグで打席に入る時の音楽はやめてもらいたい。

 

あれは誰のために流しているのだろうか?

プロ野球だって、やってはいる。

しかし、その音楽込みで選手が認められていてこそ、「ショー」。

代打の神様八木裕など、盛り上がれる選手だから盛り上がれるのだ。

それをまだ結果も出せていない、これからの選手がやる意味があるのか。

 

音楽で気分を高めて打席に立ちたいというのかもしれない。

だが、その選手の個人的な思いのために、1試合に選手一人につき3回も4回も大音量で同じ音楽を聞かされるのはたまったものではない。

ファンが聞きたいのはその選手が必死で打った打球音と、その結果による歓声である。

 

試合を盛り上げたいのかもしれない。

であるならば、ここぞという時に打って、守って、あきらめないで、スタンドを沸かせればいい。

ファンは熱い試合と真剣勝負と執念を見に来ているのだ。

 

ファンを獲得し、定着してもらうためにはどうしたらいいのか。

10日の高校女子サッカーは、見事に教えてくれていた。