黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

野球

親友・久保寺雄二の弔辞を涙ながらに読んだ大石大二郎

ものすごい親密だったわけではないが、印象がよかった人を突然なくした。具合が悪いとも知らなかったのでいまだに実感はわかない。遺影を見てやはりご本人なのだなと思ったがいま「やっぱり間違いでした」と言われても納得してしまうだろう。きょうは大切な…

元南海・ブレイザーなら日本の長時間労働至上主義をどう評価するか

4月22日の巨人ーDeNA戦をラジオで聴いた。解説は野村克也。だいぶお年を召されたなと思ってしまうような口調だったが相変わらずお説教モード全開の解説だった。お元気そうで何よりである。 やり玉に挙がっていたのが長野久義。ノムさんは以前から「何を考え…

輝けるかどうかは自分次第ということを証明した元ロッテ監督・山本功児氏

元ロッテ監督の山本功児氏(以下敬称略)が4月23日亡くなった。現役時代の活躍はリアルタイムで記憶にないがお手本となる一つの生き方に思えてならない。三田学園、法大から本田技研鈴鹿を経て巨人に入団。1975年のドラフト5位だった。同期に篠塚和典、中…

絶好調の後に遠回りしたからこそかみしめたい永川勝浩500試合登板

ブログの毎日更新なり定時更新がいかに難しいかを実感している。今が踏ん張り時。ブログを書くためにも時間を有効に使いたい。1日24時間という絶対量は変わらないのだから。 タイムリーに書けなかったが20日に永川勝浩が500試合登板を達成した。史上95人目…

柳田悠岐連続四球18試合にてストップ!であらためて感じた王さんのブランド力

ソフトバンクが20日も勝って8連勝。日本球界復帰の和田毅がロッテを完封した。若手捕手・斐紹とのコンビだっただけに価値がある。 www.nikkansports.com 柳田悠岐の連続四球は18試合でストップ。王貞治とのタイ記録だ。いかに相手ピッチャーに警戒されてい…

1994年開幕戦の逆転サヨナラ満塁ホームランばりに頑張ってほしい熊本出身・伊東勤監督

ソフトバンクが7連勝。波に乗ってきた。熊本地震で苦しんでいる時期だけに九州のファンを勇気づけていることだろう。19日は首位ロッテとの対決だったが試合前に両軍協力しての募金活動が行われていた。伊東勤監督は泣いていた。 www.nikkansports.com 伊東…

みんながエースでなくてもいい~意外性の男・山倉和博に学ぶ生き方

先日紹介した川上哲治だけでも「打撃の神様」「テキサスの哲」「弾丸ライナー」「哲のカーテン」などと代名詞なり面白い表現がある。こうした言葉は80年を超えるプロ野球の歴史を彩ってきた。 遺言 (文春文庫) 作者: 川上哲治 出版社/メーカー: 文藝春秋 発…

熊本を中心とする被災地を応援するかのごとく九州男児が大活躍中

今、熊本を中心に九州は地震被害に苦しんでいる。そうあってほしいと祈る気持ちがあったのだがこれほど深刻になるとは思ってもみなかった。まさか前震、本震という現象が起きるとは。揺れは大きかったが何の確証もなく死者は出ないとさえ思っていた。カーラ…

好き嫌いはあるかもしれないが野球ファンにはコストパフォーマンスが高い近藤唯之氏の野球本

今夜も熊本の動向を気にしながらの執筆です。今更ながら建物の耐震化は重要と感じています。 先日、久々に古本屋に行った。所用は不要になった物の売却。家人のものがほとんどだ。通勤の途中に古本屋があるため帰宅途中に寄ってきた。 野球の本は買っても買…

私ホームランを打てないんじゃなくて、打たないんですと言ったかどうだか八重樫幸雄苦節20年の100号

不注意で毎日更新がストップしながらもほぼ毎日ペースと開き直ってブログ生活も4カ月目。表示上はブログ日数が100と相成りました。ちなみに元日スタートなので元日から数えればきょうが106日目です。 複数回投稿したこともあるので記事の本数で言えば107本…

もはや音楽を聴いているのか野球を見ているのか分からないほど甲子園の応援は素晴らしい件

創刊時からのお客様からリクエストがあった。先日プロ野球中継のテーマ音楽についてつづったところ「面白かった。今度は高校野球の応援曲を取り上げてほしい」と感想を寄せてくださったのだ。ありがたい。実際に甲子園で高校野球を見たのはたった2回だし、…

コリジョンルールは本塁上の芸術的攻防をなくしてしまう悪法

コリジョン、コリジョン、とうるさいと思いませんか? たった今知りましたが衝突とか対立という意味だそうじゃないですか。衝突しないためのルールなんでしょう? どうせならコリジョン防止ルールと言ってほしい。そして何でもかんでも英語を使わないでほし…

野球中継のもうひとつの密かな楽しみ~あなたの好きなテーマ曲は?

少年時代と違い、なかなか7時からテレビを見る生活ができていない。サラリーマンの宿命である。とはいえ、帰宅できたところで少年時代のようにナイター中継が地上波でバカスカやっているわけではないのだが。 衛星放送を見られるようにすると欲望が際限ない…

打たれたのは真っ向勝負した証~被本塁打最多記録・鈴木啓示の草魂

一発を食らうのは速球派投手の宿命という定説がある。2016年もソフトバンクの千賀滉大が4月6日のロッテ戦で好投しながらも2発に泣いた。先日の投手本塁打記事で調べ物をしていた時、被本塁打にも目が行った。参考HPはNPB、参考図書は例のごとく宇佐美徹也…

セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長電撃辞意表明からの後継捕手育成論

セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEOが退任すると4月7日に明らかになった。流通業に詳しくない黒柴スポーツ新聞編集局長でも名前を知っている。読者の皆さんも恐らくセブンイレブンやらイトーヨーカ堂に行ったことがない人はいないだろう。…

一生懸命なマエケンのホームランに敬意を表しつつ投手本塁打論~一番打ったピッチャーは誰だ?

マエケンのメジャー初ホームラン記事を新聞で見ていたらさらっと「日本人初ホームランを打った野茂英雄」というくだりがあった。えっ、そうだったの? 1998年4月28日だったらしい。というわけできょうは投手本塁打の話。 www.sanspo.com 完全保存版野茂英雄…

野球選手による野球賭博もバドミントン選手の違法カジノも本質的には同じと思う話

4月7日は大きなニュースが続いた。バドミントンのリオ五輪メダル候補と言ってよい日本のエース・桃田賢斗と田児賢一の違法カジノ関与が明らかになった。野球がメインの黒柴スポーツ新聞的にはマエケンのドジャース初勝利&初ホームランを書くべきかもしれ…

片岡治大の2008年日本シリーズ第7戦で見せた神走塁ばりの活躍をまた見たい

由伸巨人が好調だ。7戦6勝。さすがスターである。開幕前はいろいろあっただけに選手には全力プレーでファンに応えてほしい。それがこの結果なら本当にうれしい。 黒柴スポーツ新聞編集局長が押す選手は明暗が分かれている。先日記事を書いた亀井義行と岡田…

幕張のスパイダーマン・岡田幸文が連続打席本塁打なしパ新記録でもかっこいい理由

書くネタはどうやって決めているかと言えば、見るもの聞くものからだ。その中に新聞も含まれている。インターネットはどちらかというとピンポイントで調べることや最新最速の情報を取りに行くときに重宝する。新聞は見ていて何かの記事に目が止まるというパ…

巨人―ヤクルトの2016年開幕戦で感じた2つの違和感

独自目線を売り物にしたい黒柴スポーツ新聞だが、さすがに今回はプロ野球開幕で行く。なお、お知らせだが思うところあって数日前からFacebookとの連携はやめた。表向きの理由ではあるが純粋にブログだけでどれくらい読者を、アクセスを獲得できるのかにチャ…

アウンサンスーチーから初代ミスタータイガース・藤村富美男をよみがえらす

ミャンマーのアウンサンスーチーさんが4閣僚を兼任するという。野球で言えば四番、エース、キャプテン、監督みたいなもんである。そういえば兼任監督は過去にいたが投手での兼任監督っていたのだろうか? mainichi.jp ウィキペディアを見てみたら巨人では藤…

200勝以上投手で唯一負け越した梶本隆夫の素敵な生き方

好きなシャツやズボンや靴があるとそれを中心に身に付けてしまう。いわゆるヘビーローテーション。楽天になぞらえ冗談で「これはマー君」「これは岩隈」なんて言いながら。しかし楽天誕生のはるか昔、阪急ブレーブスには同時期に2大投手がいた。ヨネ・カジ…

屋鋪要と松本匡史と堺すすむがプロの世界で輝けたのは、な~んでか?

朝、NHKラジオの「真打ち競演」を聴いた。堺すすむが出ていた。いわゆるひとつのなんでかフラメンコをやる人だ。森進一の物まねなどをやるがメインはギター漫談。得意技、必殺技を持つ人は強い。黒柴スポーツ編集局長の少年時代から堺すすむは芸能界で生き続…

日本一早いビールかけ論~1982年セ制覇の中日を例に

開幕もしていないのにビールかけの話をする。2015年にセ・リーグを制したヤクルトが神宮球場でビールかけをした。これへの違和感である。 グラウンドは野球をするところ。大切に扱うべきだ。もちろんヤクルトだってそれは承知の上。しっかりシートを敷いてい…

少々のピンチもダブルプレーで乗りきりたい年度末、お疲れさまです!

よく言えば没頭。悪く言えばあきらめが悪い。昨晩つい根をつめてしまった。しかしやると決めたことはやる性分なので、夕食は26時近くだった。さすがにブログどころではなかった。 朝、黒柴社長の散歩中に書くネタを考えた。試合で一番面白い局面は何だろう。…

2016年に2000安打達成しそうなのは誰か~最も中日・荒木雅博に期待したい理由

2000安打。黒柴スポーツ新聞編集局長がこよなく愛する大記録達成の瞬間である。なぜ好きかと言えばすぐには成し得ない記録だから。誰でもできる記録ではないから。考えてみてほしい。毎年100安打で20年。150安打でも13シーズンで1950安打だ。しかも毎年1軍…

阿波野秀幸はなぜ所属3球団すべてでリーグ優勝し日本シリーズ登板を果たせたのか

プロ野球選手が所属チームで優勝できる確率はどのくらいだろうか? 何度も優勝できる人もいるし、一度もできない人もいる。移籍した先で優勝できる人もいるし、移籍した先で古巣の優勝を見届ける人もいる。まれに川島慶三のように自軍も古巣も優勝する人もい…

「権藤、権藤、雨、権藤」仕事ができる人に仕事が回るのは50年前から変わらない?

昨日から右手の薬指が痛む。まさかとは思うが指の酷使? 実は仕事でもそこそこパソコン(厳密に言えばキーボード)を使うので帰宅後にいそいそと書いているブログが影響したかと思った。昨年と生活スタイルを変えたのはブログ執筆くらいだからだ。痛みは気の…

野球観戦という平和な風景が続きますように

「シンジラレナーイ」。日本ハムの元監督・ヒルマン氏の十八番である台詞を吐きたくなった。行きたいと考えていた6月、マツダスタジアムでのソフトバンク戦のチケットを買えるかなとカープのホームページをのぞいてみた。見事にほぼ完売。3月初めから買え…

己の限界を知る~川上哲治と石井琢朗に見る成功例

曲がりなりにもプロ野球の世界に入るのだから、投げることも打つことも人より秀でている。そのフォームも自分なりのスタイルを持っている人ばかりだろう。例えば野茂英雄。よくぞフォームをいじられなかったものだ。少年時代に遊びで真似をしてみたものの、…


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