黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

プロも認めた!西武・源田壮亮の守備がすごい理由とは

フジテレビの「S-PARK」プロ野球100人分の1位、守備No.1に西武ライオンズの源田壮亮が選ばれた。後出しじゃんけんで恐縮だが黒柴スポーツ新聞は予想的中。この賞は4年連続で菊池涼介が選ばれていたのだが、今回は2位に。玄人好みの源田に軍配が上がっ…

選んで乗りたくなるタクシーの話と金子千尋の日本ハム入団

タクシーなんてどれも一緒だろうと思っていた。だけど、これからは選んで乗ろう、と思った話をする。 職場は定期的に飲み会があり、そんな夜は最寄り駅からタクシーのお世話になる。ところが、いつもより遅い時間帯になってしまったため、駅前のタクシー乗り…

死闘から20年。いま松坂世代に注目する意味~「松坂世代」を読んで

1998年の死闘から20年。彼は日米野球の実況を担当していた。上重聡。元PL学園のエースにして、現在は日本テレビアナウンサーである。その実況席には松坂大輔がいた。この状況を感慨深く見た人も多かったことだろう。週刊ベースボール 2018年 6/25 号 特集:松…

根尾は31年ぶり高卒新人開幕スタメンなるか~ひたすらにショートの話

中日ドラゴンズへの入団が決まった根尾を応援したい。藪から棒に何なんだと言われそうだが、急に見方が変わったのだ。彼がショート一本で勝負したいと言ったからだ。 大谷翔平が球界の大物たちの見立てを覆して二刀流を軌道に乗せたことで、マルチに才能を発…

ソフトバンク日本一翌日に攝津、五十嵐ら戦力外の衝撃

広島34年ぶり日本一の悲願を打ち砕き、ソフトバンクが2年連続の日本シリーズ制覇を果たした。その翌日、大物二人が来季の構想外と報じられた。攝津正と五十嵐亮太。優勝による浮かれモードのかけらもない。この緊張感が強さの源なのか。 実は危ないと思って…

ソフトバンク日本シリーズ3連勝を呼び込んだ切り札たち

ソフトバンクが日本シリーズで広島に3連勝。日本一に王手をかけた。マツダスタジアムで勝つのは容易ではないだけにこれ以上ない展開。好調の要因は投手も含めた守備力と見ている。福岡ソフトバンクホークス 2018年 鷹の祭典ユニフォーム サイズL出版社/メ…

ソフトバンクと西武、CSの勝敗を分けたものとは~選択肢を持つ組織は強い

ソフトバンクが西武を下し、2年連続の日本シリーズ進出を決めた。シーズン中、一度も首位を明け渡さず力を誇示した西武になぜソフトバンクが勝てたのか。 ありきたりだが「層の厚さ」という結論に達した。福岡ソフトバンクホークス 2018年 鷹の祭典ユニフォ…

日本シリーズ2日連続完封、元南海のスタンカ死去

元南海ホークスのスタンカさんが10月15日亡くなった。昭和30年代~40年に活躍した助っ人ゆえに「誰それ?」的な方も多いかもしれない。筆者とて現役時代を知らないがスタンカはいろんな書物に名前が出てくる。記憶にも記録にも残るプレーヤーだったというこ…

上林誠知、悔し涙から1年後あわやCS初のサイクルヒット

上林誠知がCS史上初のサイクルヒットを逃したものの3安打6打点と大当たり。これでホークスは西武との対戦成績を2勝2敗とした。 思えば1年前。ホークスがCSファイナルステージ突破を決める中で上林誠知は涙を流していた。まさかの選手登録抹消。感じた自分へ…

活躍する場は自分でつくる~川島慶三の活躍でソフトバンクCS制覇へ

1番秋山翔吾が象徴するような不動の西武打線に対し、さまざまな組み合わせができるのがソフトバンク打線の強みだ。これが大一番のクライマックスシリーズファイナルステージ初戦で威力を発揮。16安打の猛攻で西武のアドバンテージ1勝を帳消しにし、1勝1敗と…

金田留広、1974最多勝&MVPの復活劇~128勝の男逝く

金田留広さんが10月2日に亡くなった。世間的には400勝投手・金田正一の末弟なのだろうが通算128勝を考えると兄の名を語らずとも十分記憶に留められるべき投手である。今回は久々のマニアック路線。金田留広トリビアを集めてみた。 2015 OBクラブ MVP列伝 金…

忘れられない岡田幸文の日本シリーズV打~2010日本一紙面を振り返る

ロッテの岡田幸文が引退した。俊足を生かした異常に広い守備範囲から、エリア66という言葉さえ生まれた守備の人。しかしあえて打者・岡田幸文を振り返りたい。そう、あの2010年、中日との日本シリーズ第7戦での殊勲打を。Majestic(マジェスティック) 千葉ロ…

何度でも、何度でも。今聞きたい本多雄一応援歌~引退試合でCS突破モードへ

鷹のスピードスター、本多雄一が13年の選手生活にピリオドを打った。文字通り颯爽と。悲しかったけれど、ホークスファンの心は台風が過ぎ去った翌日のように、からっとしているに違いない。SoftBank HAWKS(ソフトバンクホークス) Majestic製背番号Tシャツ(本…

可能性を信じて重ねた素振り~高知商業・山中大河選手ついに打席へ

文句なく新聞1面級の素敵な話だと思う。高知商業の山中大河主将が最後の公式戦に出場した(ネタ元はデイリースポーツ記事)。これの何に話題性があるのか。高知商業高校 ユニフォーム出版社/メーカー: AKSメディア: この商品を含むブログを見る一つは山中選手…

広島3連覇に貢献した田村恵スカウト~甲子園満塁ホームラン被弾からの大瀬良大地発掘

広島が球団史上初のセ・リーグ3連覇を果たした。MVPは丸佳浩かもしれないが、最多勝有力の大瀬良大地も立派だ。その意味ではこの人も優勝を格別の思いで噛み締めているに違いない。大瀬良を担当したスカウトの田村恵氏だ。広島東洋カープ 2018 ビールかけT…

こんな夜更けに嘉弥真かよ、と言わせたい防御率0.88の男

楽天の岸孝之が最優秀防御率のタイトルを取れそうだということで、登録を抹消された(岸の防御率は2.72。以下、数字は9月24日現在)。残り試合には登板しないという。そんな記事を読んで、がっかりした。 岸が自ら望んだのではなく、タイトルを取れるものなら…

広島東洋カープ3連覇に合わせて読みたい「スカウト」

いよいよ広島が優勝目前である。球団史上初の3連覇。山本浩二、衣笠祥雄をもってしてもなし得なかった3連覇。今年亡くなった衣笠が見届けられなかったのはいかにも残念だ。 そんなカープ優勝に合わせて読みたくなったのが後藤正治氏の名作「スカウト」。カー…

ホークスだってNEVER END~川島慶三、炎のヒーローインタビュー

天王山で首位西武に3連敗。しかも第2戦前に柳田悠岐は側頭部にボールを受けて登録抹消。第3戦では今宮健太が脚を傷めて離脱。もはや瀕死の鷹である。柳田悠岐選手 バッティンググローブ出版社/メーカー: SoftBank HAWKS(ソフトバンクホークス)メディア: この…

福浦和也2000安打の陰でロッテ44年シーズン1位なし

ロッテ一筋25年の福浦和也が2000安打目前である。断っておくが本稿は福浦個人を批判するものではない。福浦は十分カッコいい。批判したいのは球団である。そう、ロッテはシーズン1位をもう43年間逃し続けている(野球通たちには釈迦に説法だが2005年はシーズ…

安室奈美恵引退ネタが飛び交った9月16日のプロ野球シーン

「平成の歌姫」安室奈美恵が引退した。それとプロ野球に何か関係あるのかと思われただろうが、二つ見つけた。 【Amazon.co.jp限定】namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~ (東京ドーム最終公演+25周年沖縄ライブ+5月東京ドーム公演)(DVD5枚組)(初回生産限定…

松坂世代続々引退を受けた松坂大輔の甲子園登板を新聞はどう報じたか

9月13日は松坂大輔の誕生日だった。甲子園を沸かせた若者もはや38歳。20年もの歳月が流れたが、なおプロ野球選手である。松坂大輔は38回目の誕生日に、生涯で最も輝きを放った場所、甲子園に戻り、白星を手にした。 松坂大輔にはその白星を見せたい人たちが…

新井貴浩もいいけど後藤武敏の引退試合に引かれる理由~あの男は登板するのか

DeNAの後藤武敏が2018年シーズンでの引退を表明した。彼もまた松坂世代である。【 オーナーズリーグ】 後藤 武敏 スター《 13 弾 OWNERS LEAGUE 2013 01 》 ol13-071出版社/メーカー: バンダイメディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログを見る松坂世代…

野球×新聞×インターネットって面白い! 熊本日日新聞がnoteで「火の国球児」紹介

今回は熊本日日新聞(熊日)の「野球×新聞×インターネット」という楽しい取り組みを紹介する。新聞とインターネットは対立関係にあるかのごとき描かれ方もされるが、決してそんなことはない。むしろ組み合わせ方次第では物事を深く、立体的に伝えられる。それ…

台風に警戒しながらのホームラン記念日~JAMES LAST BAND - VIBRATIONS - 2018

9月3日は何の日だったか? 答えはホームラン記念日。1977年に王貞治が756号を放ち、ハンク・アーロンの世界記録を超えたことにちなむ。756・世紀のホームラン王・王 貞治 (別冊 週刊ベースボール)作者: 池田恒雄出版社/メーカー: ベースボールマガジン社発売…

ライバルとの距離感をはかる~アジア大会100メートル銅メダルの山縣亮太がつかんだもの

結果を出すことは大事。しかし、結果が出なかった中でも手応えがあればしめたものだ。アジア大会陸上100メートルで銅メダルを獲得した山縣亮太の走りを見ながらそう思った。 山縣亮太100メートル9秒台への挑戦 (学研スポーツブックス) 作者: 仲田健 出版社/…

東京パラリンピックでメダル、もいいけれど~障害者スポーツ振興は何のため?

障害者雇用の水増し、聞いてあきれる。意図的なものではないと言うが結局「何のために」が理解されていない。障害者の雇用、もっと言えば働く権利を守ろうという趣旨ではないのか。さらに言えば、一人一人が能力を生かして働ける社会をつくるための施策では…

甲子園Heroes表紙が大阪桐蔭ではないことへの違和感

「甲子園 Heroes」(朝日新聞出版)が8月25日、復刊された。5年ぶりという。表紙は吉田輝星。秋田の金足農業を決勝まで導いた立役者である。が、ここは優勝チームである大阪桐蔭ナインが収まるべきではなかろうか。甲子園 HEROES (ヒーローズ) 2018【100回大…

無謀だが真面目な連投防止策を考えてみた~金足農業・吉田輝星をリスペクトしつつ

終わった。100回目の甲子園が。秋田県民の有給消化日が。そして東北の人々が見た、深紅の大優勝旗が白河の関を越える夢が。秋田が誇る「雑草軍団」金足農業が、史上初の2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭に挑み、壮絶に散った。逆転スリーランに、意表を突くツ…

甲子園で農業高校が優勝したことはある?~金足農業34年ぶりベスト4に秋田沸騰

秋田の金足農業高校が第100回夏の甲子園で旋風を巻き起こしている。ドラフト1位候補のエース吉田輝星が軸なのは確かだが、3回戦で劇的な逆転ホームランの高橋、準々決勝でツーランスクイズを決めた斎藤&2塁走者の菊地彪吾など、日替わりヒーローが出てきて…

甲子園でガッツポーズは悪なのか~創志学園・西投手に球審が「指導」

岡山が生んだ「燃える男」星野仙一ならどう評価するだろうか。創志学園(岡山)の西純矢投手に対し、必要以上のガッツポーズをしないよう球審から指導が行われた。舞台は夏の甲子園。気持ちが高ぶるのも無理はないのだが… 岡山県高校野球本2018 作者: テレビせ…